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2012_all   25 / 48

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は、2011年度は関係会社目標95%以上、当社単体目標 97%以上に対し、関係会社で89.2%、当社単体で97.0%と なり、単体では目標を達成しましたが、関係会社としては目 標未達でした。 顧客要求対応 当社グループでは、主要顧客から製品含有化学物質に関 する情報提供の要請を受けた場合には、一斉に環境点検を 実施しています。また、製品含有化学物質に関する法規制の 動向などを把握し、随時データを更新・蓄積することによっ て、迅速な顧客対応を実現しています。さらに、関連業界団 体からの情報収集や、セミナー・研究会への参加を通じて、 環境規制・規格や社会の課題・関心事の把握に努め、環境保 全活動目標に顧客ニーズを取り入れています。 海外規制対応(REACH規則、RoHS指令対応) REACH規則の認可対象候補物質リスト(Candidate List)に含まれる高懸念物質※(SVHC)は、およそ半年ごとに 更新されています。当社グループでは、認可対象候補物質リ ストに高懸念物質の追加が公表されるたびに使用状況を調 査しており、2011年度までに73物質の環境点検を実施しま した。 FGMS(製品含有化学物質管理) 定期監査の実施 2011年度のFGMS定期監査では、古河電工1工場、関係 会社4工場、関係会社のサプライヤ2工場について、自主点 検と監査を実施しました。今後も製品含有化学物質の管理 に努め、低減すべき環境リスクを把握して、その重要性に応 じて監査対象を拡大していきます。 グリーン調達(汎用品)関係会社への拡大 当社では、OA機器や事務用品などの購入品をグリーン 購入法の適合品にするべく活動を進めています。関係会社 にもこの取り組みを拡大しており、2011年度には15社が適 化学物質の適正管理 当社グループでは、製造工程で使用する化学物質につい ては、MSDS(製品安全データシート)を活用して性状や適 用法令を確認し、それに従って管理しています。 また、PRTR法※に則り、該当物質の使用量などの把握を 行っています。 揮発性有機化合物(VOC)の排出削減活動 当社では、自主的にVOCの排出削減に取り組んでいま す。主な対象は、トルエン、アセトン、n-デカンです。 2011年度は、目標の2007年度比10%削減に対し、 27.7%削減となり、目標を達成しました。 当社グループでは、有害化学物質の排出量削減を推進し ています。特に、光化学スモッグの原因の一つとされている 揮発性有機化合物の排出量削減に積極的に取り組んでい ます。 2011年度のグループ全体の排出量(トルエン・キシレン) は、2004年度比で58.3%削減となりました。 有機塩素系化合物を使用する国内関係会社は、残り1社 となり、使用中止の検討を進めています。 合すべき品目を設定。適合品の購入を進めています。 また、当社製品に使用する購買品では、事業部門のグリー ン調達ガイドラインに基づき、サプライヤのFGMS体制の 構築や運営の状況を評価、製品含有化学物質のデータを確 認し、適正なものを購入しています。主要なサプライヤ・購 買品から対応を進め、全ての部材で対応をめざします。 ※ 高懸念物質:使用や上市に際しては認可が必要であり、含有濃度が0.1wt% を超える場合は情報提供などの義務が生じる。 ※ 特定化学物質の環境への排出量の把握および管理の改善の促進に関する法律 グリーン活動 化学物質管理活動 揮発性有機化合物排出量(グループ全体:トルエン+キシレン) 100 200 300 (年度) (トン) 2005 241 2004 261 2006 237 2007 206 2008 138 2011 109 2010 127 2009 122 0 CSR資料編 CSR資料編 CSR資料編 古河電工グループ サステナビリティレポート 2012 24