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2012_all   26 / 48

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当社グループでは、土壌や地下水汚染などにより近隣へ 影響を及ぼすことのないよう、特定有害物質の漏洩点検を 定期的に実施しています。漏洩防止に向けた対策や代替物 質への転換にも継続的に取り組み、汚染リスクの回避を図っ ています。 2011年度は小山地区(旧古河マグネシウム工場跡地)に 保管している鉱さいの適正処分を前年度から続けて実施 し、底地の土壌汚染が認められたところは掘削除去による土 壌改良工事を行いました。今後も計画を確認しながら工事 を進めます。また、関係会社のうち、青山金商株式会社が所 有する旧茨城工場跡地でも、前年度に引き続き地下水対策 に取り組みました。 現在、当社グループが製造・輸入している製品には、石綿 を含有する製品はありませんが、過去に産業用途で製造・販 売した製品には石綿を含有する製品がありました。該当する のは船舶用の電線や、通信・電力ケーブル敷設工事用途の防 災製品などで、詳細は当社ホームページに掲載しています。 また、当社および関係会社が所有するビルや工場で、アス ベスト含有建材の使用の有無を調査しています。吹き付け 材が使用された建屋では飛散状況を調査してアスベストの 状態を確認し、今後の飛散リスクを想定して除去工事や封じ 込め措置を講じています。また、アスベストを使った断熱材 などが組み込まれた設備や備品については、飛散する可能 性があるものは全て代替品へ交換し、それ以外のものは定 期点検や設備更新などのタイミングで計画的に非含有のも のに交換していきます。 当社グループでは、環境事故の防止や、事故が発生した 場合の拡散防止に向けて、考えられる顕著な環境影響を毎 年把握し、事故発生後の対応を想定した模擬訓練を実施し ています。 また、環境法規制やその他の遵守すべき事項については 定期的に確認し、遵守に努めています。2011年度の法令順 守状況の調査では、重大な法規制違反の報告はありません でした。 当社グループの各事業所および関係会社の事業拠点で は、大気汚染防止法や水質汚濁防止法の規制物質が基準値 を超過しないよう、自主管理値を設定するなどして適正に管 理しています。2011年度の大気・水質データはいずれの拠 点でも規制値内でした。 当社グループでは、事業所や関係会社の事業拠点ごと に、保有するPCB含有機器の数量を把握し、適正に保管・管 理しています。これらの情報をもとに日本環境安全事業株 式会社に登録し、計画に従って順次処理を委託しています。 2011年度は三重事業所および銅管事業部の保管物の処理 が開始されました。また、建屋の解体や設備の更新に伴って 撤去したコンデンサやトランスについては、その都度PCB含 有の有無を調査しています。このほか、微量のPCBを含有す る機器類についても保有状況を計画的に分析調査し、 2012年度までに全ての調査を完了する予定です。 WEB 各事業所における管理状況 http://www.furukawa.co.jp/csr/enviroment/risk.htm 環境リスク管理 古河電工グループは、事業活動が環境に影響を及ぼすリスクが さまざまに存在することを認識し、リスクごとに対策を講じています。 環境への取り組み 土壌・地下水汚染に関する取り組み石綿問題への対応 環境事故対応 大気・水質汚染防止に関する取り組み PCB管理 WEB PCB保管数量 http://www.furukawa.co.jp/csr/enviroment/risk.htm WEB 石綿問題への対応(詳細) http://www.furukawa.co.jp/csr/enviroment/risk.htm 25 古河電工グループ サステナビリティレポート 2012