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2012_all   34 / 48

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現場力強化プロジェクト 当社では、製造現場の「ものづくり力」の強化に2008年度 から取り組んでいます。取り組みにあたっては、製造現場の 従業員が、顧客のために「自ら考え、自ら行動する」ことがで きる「現場力」の醸成に注力しています。 2010年9月に、横浜事業所内に「古河電工グループ現場 力強化トレーニングセンター」を開設。さまざまな集合研修 に活用しています。特に新入社員に対しては、技術系、事務 系を問わず、「モノを作る楽しさ」を実体験したり、製造現場 における危険行為を間近で認識することができる「ものづく り研修」を実施しています。 また、2011年度からは、製造現場の従業員に対して階層 別に到達目標を定め、全体のレベルアップを図る「ベーシッ クプログラム」を開始しました。あわせて、ポスターの掲示 や、研修受講者への「現場力」ロゴ入りバッジ配付なども実 施し、学んだことを常に意識し、「現場力」を発揮してもらえる ように促しました。 このほか、各事業所でも、「作業長研修」「中堅作業者研修」 「若手現場スタッフ研修」などを実施。製造現場の中心とな る層に必要な知識を伝えるとともに、現場での意欲向上や 技術・技能伝承を促進しています。さらに、本社、関係会社の 従業員が所属を問わず交流できる場も設定し、ノウハウ共 有を支援しています。 人材採用 事業のグローバル展開に対応するため、当社では外国籍 の人材や留学生を積極的に採用しています。また、海外大学 からのインターンシップも受け入れています。 このほかにも、優秀な人材の確保に向けてさまざまな取 り組みを実施しています。情報交換会を通じてグループ内 で採用ノウハウを共有 しているほか、グルー プ合同の会社説明会 「古河電工グループ フォーラム」を開催し、 当社グループの魅力 を学生に積極的にア ピールしています。 障がい者雇用の促進 当社は2004年に、特例子会社古河ニューリーフ(株)を設 立しました。障がい者雇用率の向上をめざして、主として知 的障がい者を積極的に雇用しています。 同社は当社事業所構内の清掃業務を請け負っており、現 在では平塚事業所で11名、千葉事業所で21名の計32名の 知的障がい者を雇用しています。障がい者が社会人として 自立できるように、会社での日常の振る舞いから他者との良 好な人間関係の築き方に至るまで、きめ細かく指導してい ます。 さらに、就業経験のない障がい者のお子さんを持つ保護 者の方に、実際の作業風景や指導現場を見学していただく ことで、障がい者の就業についての理解や認識を深めてい 多様な人材の活用 研修受講者に配布した “現場力”ロゴ入りバッジ ベーシックプログラム研修の様子 (役付経験者による講義) 従業員との関わり 社会への取り組み 留学生に事業内容を説明 障がい者雇用率(古河電工) 0 2006 (年度) 1.54 2007 1.80 1.50 1.00 2.00 (%) 2008 1.86 2009 1.85 2011 1.95 2010 1.91 CSR資料編 データ集 33 古河電工グループ サステナビリティレポート 2012