本センサは、場周に設置されたフェンスを乗り越える、はしごを掛ける、切断する、破壊する等の侵入行為により発生するフェンスの振動をリアルタイムに検知し、振動や光のパワー低下を警報情報として発報するセンサです。

特長

センサ部は光ファイバを使用 → 広範囲のリアルタイム検知が可能
センサ部は電源不要 → 落雷に強い・電源工事不要
検出装置で感度を調整 → フェンスの区画ごとに状況で設定可能
フィルタ内蔵で風の影響を軽減 → 誤警報を軽減
区画ごとに光ファイバが独立 → 断線発生時でも他区画は警戒継続
ケーブルには獣害対策可能 → センサケーブルに獣害対策用ケーブルもラインナップ
保守が容易 → センサケーブルは一般品で断線時の復旧が容易

よじ登り

手や足をかけた時の振動を検知

はしご掛け

フェンス接触時の振動を検知

破壊・断線

破壊の際の振動を検知

センサ線を直接切断された時場合も検知

システム構成例

光ファイバフェンスセンサシステム構成例

光ファイバフェンスセンサシステム設置例

(注) 1m以下は獣害対策用センサケーブルで対応

(注) FRPフェンスも検知可能

仕様

振動による偏波状態の変動を偏波分割してパワー変動で検出

項目 仕様
製品名 光ファイバフェンスセンサ(振動式)
本体写真
原理 振動による偏波状態の変動を偏波分割してパワー変動で検出
適合光ファイバ SM型光ファイバ
センサケーブル ドロップケーブル(1心)

(注) 獣害対策用もあり

ケーブル施工方法 固定間隔25cm以下を推奨
監視区画距離 最大200m(100m以下を推奨)

(注) アプローチ区間含む:最大20km

除去フィルタ 低周波振動除去フィルタ(風の影響を考慮)
検出感度調整 12段階で設定可能

(注) しきい値は振動(大)と振動(小)の2種類設定可能

検出装置区画数 5区画分(1ユニット) 最大1装置45区画分(9ユニット)
警報出力
(接点出力)
  1. 振動検知:振動検知時にCOM端子との間が短絡(1点/1区画)
  2. 光源低下:光源低下時にCOM端子との間が短絡(1点/1区画)
  3. 装置異常:電源が入っていない時(装置故障発生など)にCOM端子との間が短絡(1点/1ユニット)

(DC30V以下50mA以下警報時「閉」)

電源電圧/消費電力 光源:AC100V / 約15W
検出装置:AC100VorDC48V / 420W以下
動作温度 屋外部材:-30~+70℃
屋内機器:0~40℃
本体寸法・重量 光源:250(W) × 390(D) × 100(H)mm(EIAラック4U)・約6kg
検出装置:480(W) × 360(D) ×133(H)mm(EIAラック3U)・22kg以下
特徴
  • 屋外部材についてはすべて一般製品を使用。
  • 価格、メンテナンス性が良い。
  • 位置検知が必要な監視には区画割りで対応。

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