インターネットの爆発的な普及と、それに伴う回線コストの低下、そして、オープンで標準化された通信環境の整備など、この1, 2年でネットワークはビジネスのインフラを一変させるほどの発展を遂げました。
　各企業は、社内だけではなく取引先や販売の最前線までネットワークで結び、受発注や電子商取引だけではなく、効果的で効率のよいマネージメントや市場のニーズに最適な商品開発に取り組んでいます。いまや、ネットワークは企業の主要な拠点だけではなく、支店や営業所に販売店など、いわゆるサテライト(小規模拠点)にまで及んでいます。
　こうしたネットワークの発展によって、ビジネスの最前線としてサテライトが果たす役割に注目が集まっています。いわばサテライトのパフォーマンスこそが、企業競争力の優劣を決める重要課題となってきたのです。

　これからのネットワークにおけるシステム構築では、生産性の向上や情報の共有化などの後方支援的(バックエンド)なシステムの強化だけでは、十分なソリューションを提供できません。バックエンドだけではなく、ビジネスのフロントライン(最前線)において、サテライトが生み出すビジネスの力=サテライト・パフォーマンスを活かすシステム構築が求められているのです。例えば、コンビニやスーパーのPOS端末、金融端末、各種の情報端末など、さまざまな業種が少しでも多くの消費者との接点を求めて、サテライトに最新のネットワークを導入しはじめています。先進的な企業では、店頭や営業拠点といったサテライトを活用して、自社のネットワークとダイレクトに接続し、商品や情報をやりとりすることで、新しいビジネスのリサーチやマーケティングを行っています。　

　古河電工は、こうした状況に注目し、企業と顧客の新しい関係の構築を目的としたサテライト・パフォーマンスの向上を図るネットワーク構築をソリューションの中心に置いています。