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設定例


4.DHCP接続 〜Yahoo! BB など PPPoEを使用しないADSLサービスをご利用の場合〜  





<設定データの例>

設定内容 設定モード 設定コマンド名 設定項目 入力値 備考
LAN側IPアドレス LANインタフェース設定モード ip address LAN側IPアドレスサブネットマスク 192.168.0.1
255.255.255.0
 
WAN側IPアドレス EWANインタフェース設定モード ip address DHCPクライアント機能 dhcp  
DHCP識別子 (指定がなければ入力しない)  
PPPoEインタフェース PPPoEインタフェース設定モード shutdown PPPoEインタフェース 使用しない  
NAT+ 基本設定モード access-list LAN側ネットワーク 192.168.0.0/24 NAT変換前のアドレス
  EWANインタフェース設定モード ip nat NAT+を使用する interface NAT+を使用する設定
ProxyDNS機能 基本設定モード proxydns mode IPv4のProxyDNS機能を使用する v4  
DHCPサーバ機能 基本設定モード service dhcp-server DHCPサーバ機能を使用する service dhcp-server  
  DHCP設定モード dns-server DNSサーバのIPアドレス 0.0.0.0 ※1
    default-router デフォルトルータのIPアドレス 0.0.0.0 ※1

※1: 0.0.0.0 を指定した場合は、自身の LAN 側の IP アドレスを通知します。



<WEB設定の例>

設定画面 設定項目 設定値 備考
インタフェース設定 LAN側設定 LAN側IPアドレス 192.168.0.1  
サブネットマスク 255.255.255.0
  【送信】 送信ボタンを押します
EWAN1
DHCPクライアント
NAT動作モード NAT+  
  【送信】 送信ボタンを押します
NAT機能 EWAN1
NAT+登録
LAN上の端末指定 192.168.0.0/24 NAT変換前のアドレス
  【送信】 送信ボタンを押します
各種機能 簡易DNS 簡易DNS機能 IPv4のみ  
  【送信】 送信ボタンを押します
DHCPサーバ機能 DHCPサーバ機能 使用する  
  【送信】 送信ボタンを押します
LAN1の設定
デフォルトゲートウェイの通知
する  
デフォルトゲートウェイのIPアドレス 0.0.0.0 ※1
DNSサーバアドレスの通知 する  
プライマリDNSアドレス 0.0.0.0 ※1
  【送信】 送信ボタンを押します
装置の再起動 装置の再起動をする 【送信】 ※2

※1: 0.0.0.0 を指定した場合は、自身の LAN 側の IP アドレスを通知します。
※2: 設定を有効にするために、装置の再起動を行います。




<コマンドによる設定>(!の行はコメントです。実際に入力する必要はありません)

この設定を適用したい方は
!
Router> enable
Enter password: super ←パスワードを入力します。(実際は表示されない)

Router#
Router# configure terminal
Router(config)#
!
!
! LAN 側 IP アドレスを設定します。
!
Router(config)# interface lan 1
Router(config-if lan 1)# ip address 192.168.0.1 255.255.255.0
Router(config-if lan 1)# exit
!
!
! EWAN 1 インタフェース設定モードに移行します。
!
Router(config)# interface ewan 1
Router(config-if ewan 1)#
!
! 
! DHCP クライアントを使用する設定をします。*1
!
Router(config-if ewan 1)# ip address dhcp
!
! 
! アドレスが取得できるまで取得動作を継続するように設定します。*2
!
Router(config-if ewan 1)# dhcp-client retries infinitely
!
! 
! NAT+ の設定をします。
!
Router(config-if ewan 1)# ip nat inside source list 1 interface
!
!
! 基本設定モードに戻ります。
!
Router(config-if ewan 1)# exit
!
!
! access-list を使って、NAT で変換対象とする送信元アドレス(ここでは
! LAN 側アドレスを対象とします)を登録します。
!
Router(config)# access-list 1 permit 192.168.0.0 0.0.0.255
!
!
! ProxyDNS 機能を利用する設定をします。
!
Router(config)# proxydns mode v4
!
!
! DHCP サーバ機能を利用する設定をします。
!
Router(config)# service dhcp-server
!
!
! LAN インタフェースにおいて DHCP で通知する情報を設定します。
!
Router(config)# ip dhcp pool lan1
Router(config-dhcp-pool)# dns-server 0.0.0.0 *3
Router(config-dhcp-pool)# default-router 0.0.0.0 *3
Router(config-dhcp-pool)# exit
!
!
! 特権ユーザモードに戻ります。
!
Router(config)# end
!
!
! 設定を保存します。
!
Router# save SIDE-A.cfg
% saving working-config
% finished saving

Router#
!
!
! 設定を有効にするために再起動します。
!
Router# reset 
Are you OK to cold start?(y/n) y

*1: アドレスを DHCP で取得できると、下記のようなデフォルトルートが自動登録されます(nexthop のアドレスは一例となります)。
 S> * 0.0.0.0/0 [2/0] via 172.17.20.254, EWAN1
リレーエージェント構成で DHCP サーバが connected のネットワーク上にいない場合、デフォルトルートを DHCP サーバに向けておく必要があります。
なお、F80 V01.01(01)/ F100 V01.21(03) および V02.05(01)/ F1000 V01.12(02) および V02.05(01) 以降のファームウェアでは、DHCP サーバが connected のネットワーク上にいない場合、DHCP サーバへのホストルートを自動登録しますので、デフォルトルートを任意の方向に向けることができるようになりました。
*2: F80 V01.01(01)/ F100 V01.21(03) および V02.05(01)/ F1000 V01.12(02) および V02.05(01) 以降のファームウェアで設定可能です。このコマンドを設定しない場合、2回リトライしてアドレスを取得できなければ、以降、自動でアドレスを取得しに行くことはありません。
*3: 0.0.0.0 を指定した場合、自身の LAN 側の IP アドレスを通知します。

*IPsec機能と併用する場合の注意点

DHCP でアドレスを取得する場合、UDP のパケットが使われます。DHCP でアドレスを取得するインターフェースで IPsec 機能を併用する場合、この UDP のパケットもセレクタ検索の対象となりますので、次にようにバイパスして平文で通す設定が必要となります。
ipsec access-list 1 bypass udp any eq 68 any eq 67



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