ネットワーク機器トップ > 製品ラインナップ > FITELnet-Fシリーズ > FITELnet-F100・1000 > 設定例  > 手動接続

設定例


5.手動接続 〜CATVなどあらかじめアドレスが割り当てられている場合〜



<設定データの例>

設定内容 設定モード 設定コマンド名 設定項目 入力値 備考
LAN側IPアドレス LANインタフェース設定モード ip address LAN側IPアドレスサブネットマスク 192.168.0.1
255.255.255.0
 
WAN側IPアドレス EWANインタフェース設定モード ip address IPアドレス 192.168.20.1  
サブネットマスク 255.255.255.0  
PPPoEインタフェース PPPoEインタフェース設定モード shutdown PPPoEインタフェース 使用しない  
NAT+ 基本設定モード access-list LAN側ネットワーク 192.168.0.0/24 NAT変換前のアドレス
  EWANインタフェース設定モード ip nat NAT+を使用する interface NAT+を使用する設定
デフォルトルート 基本設定モード ip route 通知されたデフォルトゲートウェイ 192.168.20.254 ※1
ProxyDNS機能 基本設定モード proxydns mode IPv4のProxyDNS機能を使用する v4  
  基本設定モード proxydns default name-server v4 プライマリDNSサーバ
セカンダリDNSサーバ
1.1.1.1
2.2.2.2
プロバイダから指定されたアドレスを設定します
DHCPサーバ機能 基本設定モード service DHCPサーバ機能を使用する dhcp-server  
  DHCP設定モード dns-server DNSサーバのIPアドレス 0.0.0.0 ※2
    default-router デフォルトルータのIPアドレス 0.0.0.0 ※2

※1: マニュアルで WAN 側インタフェースを設定した場合、Nexthop としてインタフェースを指定することはできません。WAN 側の運用形態が DHCP クライアントの場合のみ、インタフェースを指定することができます。
※2: 0.0.0.0 を指定した場合は、自身の LAN 側の IP アドレスを通知します。



<WEB設定の例>

設定画面 設定項目 設定値 備考
インタフェース設定 LAN側設定 LAN側IPアドレス 192.168.0.1  
サブネットマスク 255.255.255.0
  【送信】 送信ボタンを押します
EWAN1
マニュアル設定
WAN側IPアドレス 192.168.20.1  
サブネットマスク 255.255.255.0
NAT動作モード NAT+
  【送信】 送信ボタンを押します
NAT機能 WAN1
NAT+登録
LAN上の端末指定 192.168.0.0/24 NAT変換前のアドレス
  【送信】 送信ボタンを押します
ルーティングプロトコルの設定 スタティックルーティング 通信先指定 0.0.0.0/0  
中継先指定  
IPアドレス指定 192.168.20.254 通知されたデフォルトゲートウェイ※1
  【送信】 送信ボタンを押します
各種機能 簡易DNS 簡易DNS機能 IPv4のみ  
  【送信】 送信ボタンを押します
中継先DNS IPアドレスの設定
中継先DNS IPアドレス
プライマリアドレス:1.1.1.1
セカンダリアドレス:2.2.2.2
 
  【送信】 送信ボタンを押します
DHCPサーバ機能 DHCPサーバ機能 使用する  
  【送信】 送信ボタンを押します
LAN1の設定
デフォルトゲートウェイの通知
する  
デフォルトゲートウェイのIPアドレス 0.0.0.0 ※2
DNSサーバアドレスの通知 する  
プライマリDNSアドレス 0.0.0.0 ※2
  【送信】 送信ボタンを押します
装置の再起動 装置の再起動をする 【送信】 ※3

※1: マニュアルで WAN 側インタフェースを指定した場合、Nexthop としてインタフェースを指定することはできません。WAN 側の運用形態が DHCP クライアントの場合のみ、インタフェースを指定することができます。
※2: 0.0.0.0 を指定した場合は、自身の LAN 側の IP アドレスを通知します。
※3: 設定を有効にするために、装置の再起動を行います。




<コマンドによる設定>(!の行はコメントです。実際に入力する必要はありません)

この設定を適用したい方は
!
Router> enable
Enter password: super ←パスワードを入力します。(実際は表示されない)

Router#
Router# configure terminal
Router(config)#
!
!
! LAN 側IPアドレスを設定します。
!
Router(config)# interface lan 1
Router(config-if lan 1)# ip address 192.168.0.1 255.255.255.0
Router(config-if lan 1)# exit
!
!
! EWAN 1 インタフェース設定モードに移行します。
!
Router(config)# interface ewan 1
!
!
! IPアドレス/サブネットマスクを設定します。
!
Router(config-if ewan 1)# ip address 192.168.20.1 255.255.255.0
!
!
! NAT+ の設定をします。
!
Router(config-if ewan 1)# ip nat inside source list 1 interface
!
!
! 基本設定モードに戻ります。
!
Router(config-if ewan 1)# exit
!
!
! access-list を使って、NAT で変換対象とする送信元アドレス(ここでは
! LAN 側アドレスを対象とします)を登録します。
!
Router(config)# access-list 1 permit 192.168.0.0 0.0.0.255
!
!
! デフォルトルートを設定します。
!
Router(config)# ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 192.168.20.254 *1
!
!
! ProxyDNS 機能を利用する設定をします。
!
Router(config)# proxydns mode v4
!
!
! ProxyDNS 機能を利用する場合の、中継先 DNS サーバの IP アドレスを設定します。
!
Router(config)# proxydns default name-server v4 1.1.1.1 2.2.2.2
!
!
! DHCP サーバ機能を利用する設定をします。
!
Router(config)# service dhcp-server
!
!
! LAN インタフェースにおいて DHCP で通知する情報を設定します。
!
Router(config)# ip dhcp pool lan1
Router(config-dhcp-pool)# dns-server 0.0.0.0 *2
Router(config-dhcp-pool)# default-router 0.0.0.0 *2
Router(config-dhcp-pool)# exit
!
!
! 特権ユーザモードに戻ります。
!
Router(config)# end
!
!
! 設定を保存します。
!
Router# save SIDE-A.cfg
% saving working-config
% finished saving

Router#
!
!
! 設定を有効にするために再起動します。
!
Router# reset
Are you OK to cold start?(y/n) y

*1: この例のように EWAN 1 インターフェースのアドレスを手動で設定している場合、下記のように nexthop をインターフェースで指定することはできません。インターフェースで指定されても、nexthop のアドレスを確定できないためです。EWAN 1 のアドレスを DHCP で取得している場合に限り、下記のようにインターフェース指定できます。
 ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 ewan 1

*2: 0.0.0.0 を指定した場合、自身の LAN 側の IP アドレスを通知します。



ページトップへ