neighbor distribute-list

BGPの送受信に対してフィルタリングの設定を行ないます。
プレフィックスのアドレス部分がaccess-listコマンドでpermitにマッチする情報のみを受け入れる/受け入れない、または送信する/送信しないといった制御を行なうことができます。
refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 BGPピア(10.0.0.1)からは、192.168.110.0/24にマッチするプレフィックスのみを受け付ける

Router(config)# access-list 1 permit 192.168.110. 0.0.0.255

Router(config)# router bgp 100
Router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.1 distribute-list 1 in


設定例2 BGPピア(10.0.0.1)には、192.168.110.0/24にマッチするプレフィックスのみを送信しない

Router(config)# access-list 1 deny 192.168.110. 0.0.0.255
Router(config)#access-list 1 permit any
Router(config)# router bgp 100
Router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.1 distribute-list 1 out


コマンド書式

neighbor <IPアドレス> distribute-list <access-list番号> { in | out }


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
IPアドレス BGPピアのIPアドレスを指定します。 IPv4アドレス形式 省略不可
access-list番号 指定しているBGPピアに対して、送信する/送信しない経路情報を指定するためにaccess-list番号を指定します。 1-99
1300-1999
省略不可
in | out } 指定しているBPGピアから受信時(in)/指定しているBPGピアへの送信時(out)のどちらでフィルタリングするのかを指定します。
in 受信時
out 送信時
省略不可


この設定を行わない場合

全てのプレフィックスを送受信します。


設定モード

BGPサービス設定モード

トップページへ