宛先までの経路を監視することで、IP-VPNサービスのようなベストエフォート型ネットワークにおいても途中経路障害を検出できます。ルータグループ化機能と組み合わせることにより、FITELnet-E30でバックアップし、通信を継続することができます。 Layer3監視機能を使用する場合は、以下の設定を行います。
センタサイトへのメイン経路を、ルータの内部からの一定間隔(デフォルト30 秒)のping 送信により監視します。
ping の応答がなくなった時に経路の障害と判断し、バックアップ用のルータへ経路を切り替えます。また、ping の応答の復旧により経路が回復したと判断しメイン経路へ切り戻します。
Layer3監視機能を使用する際は、下記のLayer3監視機能関連コマンドを利用して設定します。
・ip address
・route
・ping-trial
・pathcheck-fail
・restcheck-success
・pathcheck-interval
・restcheck-interval
・source-interface