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設定例



18.FITELnet-F100でマルチルーティングを行う  

WAN側へ送信するパケットを指定することにより、ルートを複数指定することができます。



ルートA 通常は、ルートAを使用します。
ルートB 指定した端末からのデータは、ルートBを使用します。


<コマンド操作>

F100の設定                                   この設定を適用したい方は
!
!
! LAN側IPアドレスを設定します(設定例1を参照)。
!
Router> enable
Enter password: super ←パスワードを入力します。(実際は表示されない)

Router#
Router# configure terminal
Router(config)#
Router(config)# interface lan 1
Router(config-if lan 1)#
Router(config-if lan 1)# ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
Router(config-if lan 1)# exit
!
!
! EWAN1インタフェース設定モードに移行します。
!
Router(config)# interface ewan 1
Router(config-if ewan 1)#
!
! 
! EWAN1の各種設定をします。
!
Router(config-if ewan 1)# ip address 192.168.30.1 255.255.255.0
Router(config-if ewan 1)# exit
!
!
! EWAN2インタフェース設定モードに移行します。
!
Router(config)# interface ewan 2
Router(config-if ewan 2)#
!
! 
! EWAN2の各種設定をします。
!
Router(config-if ewan 2)# ip address 192.168.50.1 255.255.255.0
Router(config-if ewan 2)# exit
!
!
! デフォルトルートをルートAに設定します。
!
Router(config)# ip route 0.0.0.0 255.255.255.0 192.168.30.10
!
!
! 端末B発のデータは、ルートBを通るように設定します。
!
Router(config)# multiroute static host 192.168.1.30 host 192.168.26.26 nexthop 192.168.50.10
Router(config)# end
Router# save SIDE-A.cfg
% saving working-config
% finished saving


マルチルーティング機能に関する注意点

(1)通常回線へのルートがダウンしている状態(PPPoE1がdisconnect状態でデフォルトルートがダウンしているような状態)では、マルチルーティング経路も通信不能です。
(2) マルチルーティング先がDHCPclient形態、BRI形態では使用することができません。
(3) URL指定のマルチルーティングの場合、DNSへのスタティックルートが必要です。
(4) 暗号化対象データをマルチルーティングする形態はサポートしていません。
(5) マルチルーティング対象データをL3監視機能を使ってバックアップする形態はサポートしていません。



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