FITELnet-F1000の、IPv4スタティックルートを指定します。
PPPoEやEWAN使用する場合は、NexthopのIPアドレスがわからないケースがありますので、Nexthopとしてインタフェースを指定することもできます。
NexthopとしてEWANインタフェースを指定できるのは、WAN側の運用形態がDHCPクライアントの場合のみです。
この場合、"nexthop"はDHCPサーバから取得した"default gatewayのIPアドレス"となります。
refreshコマンド後に有効になるコマンドです。
Router(config)#ip route 192.168.1.0 255.255.255.0 192.168.2.254
Router(config)#ip route 192.168.1..0 255.255.255.0 pppoe 1
Router(config)#ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 pppoe 1
ip route <宛先ネットワーク> <マスク> { <NextHop> | <インタフェース名> | connected null 0 } [<distance>]
パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値 宛先ネットワーク スタティックルーティングの宛先ネットワークアドレス IPv4アドレス形式 省略不可 マスク 宛先ネットワークに対するマスク IPv4アドレス形式 省略不可 NextHop 宛先へ到達するためのNextHopのIPアドレス IPv4アドレス形式 インタフェース名を設定する必要があります インタフェース名 宛先へ到達するためのインタフェース名
PPPoEのように、NextHopのIPアドレスが明確にわからない場合に指定するewan 1〜2
pppoe 1〜5NextHopのIPアドレスを設定する必要があります。 connected null 0 廃棄用の宛先経路情報とします null 0 distance スタティックルーティングのdistance値を指定します。 1〜255 1
最大エントリ数:1024エントリ(ルーティングテーブル自体は2048エントリ)
スタティックルーティングは設定されません。
他のプロトコルのdistance値は、以下のようになっています。
プロトコル デフォルト値 備考 スタティック 1 変更可能 直接ルート - 変更不可 BGP(external) 20 変更可能 BGP(internal) 200 BGP(local) 200 RIP 120 変更可能 OSPF(external) 110 変更可能 OSPF(internal) 110 OSPF(local) 110
基本設定モード