OSPFエリアをNSSA(Not So Stub Area)に設定します。
refreshコマンド後に有効になるコマンドです。
Router(config)#router ospf
Router(config-ospf)#area 1 nssa no-redistribution
area {<area-id>|<ip-address>}nssa [ translate-always|translate-never]
[ no-redistribution|default-information-originate|no-summary]
パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値 area-id エリアIDを整数で指定します。 0〜4294967295 省略不可 ip-address エリアIDをIPv4アドレス形式で指定します。 IPv4アドレス形式 省略不可 translate-always|translate-never タイプ7LSAをタイプ5に変換して中継するかどうかを設定します。 translate-always:中継する
translate-never:中継しないtranslate-always no-redistribution 外部経路をNSSAに再配布しない場合に指定します。
※ASBRがNSSA ABRを兼務している場合のみno-redistribution タイプ5LSAを受け入れないIGRP経路をエリア内にタイプ7として配布します。 default-information-originate タイプ7のデフォルトルートを生成する場合に指定します。 default-information-originate no-summary NSSA完全スタブエリアを設定する場合に指定します。 no-summary
OSPFエリアをNSSAに設定しません。
バックボーンでないエリアを、NSSAとして設定することができます。
エリアボーダルータは、NSSAとして定義したエリアへほかのエリアから学習したAS外経路を広告しません。
NSSAを設定することで、NSSA内では経路情報を減らし、ルータの情報の交換や経路選択の負荷を減らすことができます。
OSPFサービス設定モード