qos bandwidth

インタフェースで使用できる帯域および、QoSの方式を指定します。
帯域は、物理速度と同じ値を設定してください。
QoS方式は、CBQ(Class-Based Queueing)/PRIQ(Priority Queueing)のどちらかを選択します。


設定例1 LANインタフェースの全帯域を100Mbpsとし、QoSの方式をCBQとする

Router(config)#interface lan 1
Router(config-if lan 1)#qos bandwidth 100M cbq


コマンド書式

qos bandwidth <最大使用帯域> [ cbq | priq ]


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
最大使用帯域 設定しているインタフェースで、全体の帯域幅(単位:bps)を設定します。
通常は、物理インタフェース速度を設定します。
kbpsを示す場合は"K"、Mbpsを示す場合は"M"が使用できます。
 例)100kbps→"100K"、50Mbps→"50M"
範囲無し 省略不可
cbq | priq QoSの方式を指定します。
cbq CBQ方式
priq PRIQ方式
省略不可


この設定を行わない場合

QoS制御を行なわない(常にベストエフォート)。帯域幅は物理インタフェース速度。


CBQとは?

CBQは、Class-Based Queueingの略です。
キューイングを行なう際の処理に、データの指定された帯域にクラス分けし、その帯域の優先順位に従って送信処理を行なう方式です。
CBQでは、階層的なクラス構造を指定でき、キューを無駄なく使用できる構造になっています。

詳細は、用語集の「CBQ」を参照してください。


PRIQとは?

PRIQは、Priority Queueingの略です。
送信キューを、「優先キュー」・「通常キュー」・「非優先キュー」の3つにわけ、送信処理を区別します。
送信処理は、「優先キュー」にデータがある場合は常に優先キューの送信処理を行い、「優先キュー」にデータがなくなると「通常キュー」からの送信処理を行い、「通常キュー」からもデータがなくなると「非優先キュー」の送信処理を行ないます。したがって、「優先キュー」にデータがある間は、「通常キュー」「非優先キュー」のデータの遅延がおこったり、廃棄されたりする場合があります。


設定モード

LANインタフェース設定モード
PPPoEインタフェース設定モード
EWANインタフェース設定モード

トップページへ