FITELnet-F120は、同一LAN上の複数台のルータを論理的に1台のルータとして扱うことのできる、ルータグループ化機能をサポートしています。この機能によって、代表取扱サービスを複数のルータで利用できるほか、仮想的なIPアドレスをグループルータに割り当てて運用することができます。即ち、LANからもWANからも1台のルーターとして認識できます。
ルータグループ化により以下のメリットがあります。
冗長性
1台のセンタールータが故障しても、他のルータ経由の通信時ができるため、電源の二重化やモジュール、ポートを二重化すること以上に、システムの信頼性を高めることができます。
ルータグループを形成する場合の、優先度を設定します。値が小さいほど優先度は高くなります。
FITELnet-F120をマスタールータとして使用する場合は、ルータグループを形成する他のルータ(FITELnet-E30)より、優先度を高くしてください。
ルータグループ化機能を使用する際は、router-group enableコマンドを利用して設定します。
Router(config)#redundancy router-group
Router(red-router-group)# router-group enable