show qos interface

インタフェース毎の、QoSの設定/情況を参照することができます。


表示画面例1 インタフェースの設定内容の確認

Router#show qos interface lan 1
LAN
    QoS is ENABLE
    QoS type PRIQ


表示画面例2 各クラス毎の情報

Router#show qos interface ewan 1 status ctl
Class status ctl
    class is CONTROL CLASS
    priority 0
    nsec_per_byte 312500
    queue length 28
          limit 30
    sent packets
         136 packets
         103728 bytes
    drop packets
         16 packets
         8240 bytes
    over count 13262     
    delay count 2953       
    borrow use               
        count 9947        
    red use                 
        early drop 114       
        force drop 56       


表示画面例3 QoSフィルタの設定情報

Router#show qos interface ewan 1 filter host
    CBQ class host
    ver.IPv4
    protocol 0
    src addr 192.168.10.1
    src mask 255.255.255.255
    dst addr 192.168.100.1
    dst mask 255.255.255.255
    src port 0
    dst port 0


各項目の説明

項 目 内 容
QoS is enable 指定したインタフェースで、QoS機能を利用するかどうかを表示します。
QoS機能を利用する場合はenable、設定されていない場合はdisable、設定されているが利用できない場合はreadyと表示されます。
QoS type QoSのタイプ(CBQ or PRIQ)を表示します。
Class status ctl1 状況を表示するクラス名
Class is このクラスの属性を表示します。(CBQの場合)
priority このクラスの優先度を表示します。
nsec_per_byte 1バイトの送信にかかる時間(n秒)を表示します。(CBQの場合)
queue length キュー長を表示します。
queue limit キューにためられるパケット数を表示します。
sent packets このクラスで送信したパパケットの情報を表示します。表示は、パケット数および総データ長を表示します。
drop packets このクラスのデータのうち廃棄したパケットの情報を表示します。表示は、パケット数および総データ長を表示します。
over count 帯域オーバーした時のカウンタを表示します。
delay count 遅延処理が行われた時のカウンタを表示します。
borrow use borrow指定されている時に表示します。
count 親クラスから帯域を借りた時のカウンタを表示します。
red use red指定されている時に表示します。
early drop REDにより確率的に廃棄されたパケットのカウンタを表示します。
early drop REDにより強制的に廃棄されたパケットのカウンタを表示します。
period count パケット送信後にキューが空になった回数(PRIQの場合)
CBQ class host フィルタの対象となるクラス名を表示します。
ver. フィルタの対象となるIPバージョンを表示します。
src addr/mask フィルタの対象となる送信元アドレス範囲を表示します。
dst addr/mask フィルタの対象となる宛先アドrス範囲を表示します。
src port フィルタの対象となる送信元ポート番号を表示します。
dst port フィルタの対象となる宛先ポート番号を表示します。


コマンド書式

show qos interface [ <インタフェース名> ] [ status | filter ] [ <クラス名>]


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
インタフェース名 QoSの状況を参照したいインタフェース名を指定します。 インタフェース名形式 全てのインタフェースの情報を表示します。
status | filter 現在の状況を表示するか/フィルタの設定内容を表示するかを指定します。
status 現在の状況
filter フィルタの設定内容
現在の設定情報のみを表示
クラス名 参照したいクラス名を指定します。 - 全てのクラスの情報を表示します。

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