IPv6の近隣の情報を表示します。
表示させたいインタフェースを指定します。指定しない場合は、全てのインタフェースの情報が表示されます。
Router#show ipv6 neighbors lan 1 IPv6 Address Age Linklayer Addr State Interface 2001:33::280:bdff:fef0:3333 0 0080.bdf0.08f8 REACH LAN fe80::280:bdff:fef0:8f8 0 0080.bdf0.08f8 REACH LAN fe80::2e0:18ff:fe00:9367 0 00e0.1800.9367 REACH LAN Router#
項 目 内 容 IPv6 Address 近接ルータまたはインタフェースのIPv6アドレス。 Age アドレスが最後に到達可能になってから経過した時間(分単位) Link-layer Addr MACアドレス。アドレスが未知の場合には、 (incomplete) を表示します。 State ネイバ・キャッシュ・エントリの状態。次の状態が可能。
・INCMP (Incomplete )―アドレス解決が、エントリに対して実行されています。ネイバ送信要求メッセージが、対象の送信要求されたノードのマルチキャスト・アドレスに送信されたが、対応するネイバ・アドバタイズメント・メッセージは、まだ受信されていません。
・ REACH (Reachable )―近接ルータへの転送パスが正常に機能していることの肯定応答が、ミリ秒の最終Reachable Time(到達可能時間)内に受信されました。REACH 状態の間、パケットの送信に応じた特別なアクションは行われません。
・ STALE―転送パスの機能が正常であることの最後の肯定応答が受信されてから、ミリ秒のReachable Time(到達可能時間)を超える時間が経過しました。STALE 状態の間、パケットが送信されるまで、何のアクションも行われません。
・ DELAY―転送パスの機能が正常であることの最後の肯定応答が受信されてから、ミリ秒のReachable Time(到達可能時間)を超える時間DELAY_FIRST_PROBE_TIME 秒内に送信されました。DELAY 状態に入ってからDELAY_FIRST_PROBE_TIME 秒内に、到達可能性確認が受信されなかった場合は、ネイバ送信要求メッセージを送信し、状態をPROBE に変えます。
・ PROBE―到達可能性確認が受信されるまで、ミリ秒のRetransTimer
(再送タイマ)がアップするたびにネイバ送信要求メッセージを再送することにより、その確認が能動的に求められます。
・????―未知状態。Interface アドレスが到達可能だったインタフェース。
show ipv6 neighbors [ <近隣のIPv6アドレス> | <インタフェース名> ]
パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値 近隣のIPv6アドレス 指定したIPv6アドレスに対する情報を参照したい場合に、IPv6アドレスを指定します。 IPv6アドレス形式 全ての近隣の情報を表示します。 インタフェース名 指定したインタフェースの情報を表示します。 インタフェース名形式 全てのインタフェースの情報を表示します。