HTTPのRequest-Lineを指定します。HTTPのRequest-Lineは、以下の書式となります。
メソッド Request-URI HTTPバージョン
本装置のHTTPクライアントでは、メソッドはGETのみ指定可となります。Request-URIは、URLとCGIオプションの指定となります。
HTTPバージョンは1.0固定となります。
Request-URIの指定方法は、以下のとおりです。
F140のダイナミックDNSサーバ宛に送信する場合は、IPv4アドレスであればddns-v4.cgi、IPv6アドレスであればddns-v6.cgiを指定してください。
Request-URL <CGIオプション1> <CGIオプション値1> <CGIオプション2> <CGIオプション値2> ・・・
たとえば、http://192.168.0.1/cgi-bin/ddns-v4.cgiに、dn=abc.co.jp, pw=pass1を送りたい場合は、以下のような指定になります。
http://192.168.0.1/cgi-bin/ddns-v4.cgi dn abc.co.jp pw pass1
refreshコマンド後に有効になるコマンドです。
Router(config)#http-client 1
Router(http-client 1)#method 1 get url http://192.168.0.1/cgi-bin/ddns-v4.cgi dn abc.co.jp i4 $i4 pw pass1
method <番号> get url <登録要求先> [<CGIオプション> <CGIオプション値> ・・・]
パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値 番号 シーケンス番号 1〜16 省略不可 登録要求先 DDNSサーバのURLを半角で指定します。 1〜254 省略不可 <CGIオプション> <CGIオプション値> CGIオプションとその値をスペースで区切って指定します。
この組み合わせは複数指定することができます。- 引数名、引数を指定しません。
通知したいアドレスがPPPoEのような不定アドレスのケースでは、アドレス情報としてマクロ登録を行います。
F140でサポートしているマクロ登録は、以下の2つです。
$i6・・IPv6アドレス
$i4・・IPv4アドレス
たとえば、不定のIPv6アドレスをダイナミックDNS機能を利用して通知したい場合は、以下のように設定します。
Router(config)#http-client 1
Router(http-client 1)#method 1 get url http://192.168.1.1/cgi-bin/ddns-v4.cgi dn abc.co.jp pw pass1 i6 $i6
どのインタフェースのアドレスを通知するかは、reference-interfaceコマンドで設定します。
192.168.100.1のアドレスを持つF140でダイナミックDNSサーバを動作させている場合は、以下の設定を行うことで、登録要求を行うことができます。
Router(config)#http-client 1
Router(http-client 1)#method 1 get url http://192.168.100.1/cgi-bin/ddns-v4.cgi i4 10.1.1.1 pw pass1 dn F140.domain.co.jp
ダイナミックDNSサーバへ登録要求メッセージを送信しません。
HTTPクライアント設定モード