ip name-server

プロバイダから書面で通知されている場合に、プロバイダから通知されたDNSサーバのIPアドレスを入力します。
書面での通知がない場合は、設定しなくてかまいません。


設定例1 プロバイダからDNSサーバのIPアドレスとして、プライマリDNSサーバ:158.xxx.xxx.1、セカンダリDNSサーバ:158.xxx.xxx.2が通知された

Router(config)#interface pppoe 1
Router(config-if pppoe 1)#ip name-server 158.xxx.xxx.1 158.xxx.xxx.2


コマンド書式

ip name-server <DNSアドレス>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
DNSアドレス プロバイダから通知されたDNSサーバのアドレスを設定します。 IPv4アドレス形式 省略不可

※ DNSアドレスの優先度は、入力した順に2つまで有効になります。すでに、2つ入力されている状態で3つ目以降を入力しても設定上無効となります。


この設定を行わない場合

PPPで学習できない場合は、リゾルバ・簡易DNS機能を使用できません。ただし、基本設定モードのip name-server, proxydns default name-serverコマンドが設定されている場合は、そちらの情報を使用します。また、PPPで学習できた場合は、学習したDNSサーバのIPアドレスを利用します。


DNSサーバとは?

DNSはDomain Name Systemの略で、ホスト名からIPアドレス(またはその逆)を探し出すシステムのことです。
このシステムのために、ホスト名とIPアドレスの組み合わせデータベースが存在し、そのデータベースをもつホストのことを、DNSサーバといいます。

DNSサーバは、世界中のホストとIPアドレスの組み合わせデータベースを持っているわけではなく、自分の属するドメインの組み合わせのみを保有し、わからないホスト名のリクエストを受けた場合は、他のDNSサーバに問い合わせるという仕組みを持っています。


設定モード

PPPoEインタフェース設定モード

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