本論理インタフェースで動作するVRRPルータの認証方法及び認証データを設定します。
認証を行う場合は、同一グループ内で同じパスワードを使用しないとグループ形成が行えません。
本設定のtext-passwordは、古いVRRPプロトコルとの互換性のために用意されたものであり、セキュリティレベルの向上に寄与するものではありません。通常は、auth-type none-authでご利用ください。
refreshコマンド後に有効になるコマンドです。
Router(config)#interface ewan 1
Router(config-if ewan 1)#vrrp 1 auth-type text-password vrrppass
vrrp <VRID> auth-type <認証タイプ> <認証パスワード>
パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値 VRID 本インタフェースで動作するVRRPルータのVRIDを設定します。 1〜255※1 省略不可 認証タイプ パケットの認証タイプを設定します。
none-auth 認証を行なわない。※2 text-password 8文字以内のテキストデータを使用して認証を行なう。 none-auth
text-password省略不可 認証パスワード 認証タイプに”text-password”を指定した場合に、パスワード文字列を設定します。 8文字以内の英数字 省略不可
※1:VRIDの設定範囲は1〜255ですが、1台の装置に設定できるVRIDは32までとなります。
ただし、各インタフェースに設定できるVRIDは、2つまでになります。
※2: 認証タイプにnone-authを選択した場合は、認証パスワードは入力できません。
VRRP機能で使用される、VRRPルータグループの識別子です。
VRIDが同一のVRRPルータは、同じグループに所属します。
none-authが設定されます。
LANインタフェース設定モード
EWANインタフェース設定モード
VLANインタフェース設定モード