neighbor encap endpoint

カプセル化経路情報を広告する際にNexthopとして使用するトンネルエンドポイントを指定します。
インタフェース名が指定されている場合には、該当インタフェースのアドレスが採用され、付与されるアドレスが変化した場合にはネイバに対してUPDATEが通知されます。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

V01.10(00)以降サポート

設定例1 カプセル化経路情報のNexthopアドレスとしてEWAN 1に設定したアドレスを使用する

Router(config)#router bgp 100
Router(config-bgp)# neighbor 10.0.0.1 encap endpoint ipv6 interface ewan 1


コマンド書式

neighbor <BGP ピアのアドレス> encap endpoint <トンネルエンドポイントアドレス>
neighbor <BGP ピアのアドレス> encap endpoint ipv6 interface <インタフェース名(IPv6)>
neighbor <BGP ピアのアドレス> encap endpoint ipv4 interface <インタフェース名(IPv4)>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
BGPピアのアドレス BGPピアのアドレスをIPv4または、IPv6アドレス形式で指定します。 IPv4アドレス形式
IPv6アドレス形式
省略不可
トンネルエンドポイントアドレス トンネルエンドポイントとなるNexHop をアドレス(IPv6または
IPv4)で指定します。
IPv6アドレス形式
IPv4 アドレス形式1
省略不可
インタフェース名(IPv6) トンネルエンドポイントとなるNexHop をインタフェース名で指定します。
インタフェース名を指定した場合は、グローバルユニキャストアドレス(複数IPv6 アドレスが付与されている場合には最も先に付与されたアドレス)が使用されます。
該当アドレスがない場合、本設定は無効となり、該当する経路(Encap NLRI)はwithdraw 扱いとなります。
lan 1
ewan 1〜2
vlanif 1〜16
loopback 1〜16
省略不可
インタフェース名(IPv4) トンネルエンドポイントとなるNexHop をインタフェース名で指定します。
インタフェース名を指定した場合は、インタフェースのIPv4アドレス(プライマリアドレス)が使用されます。セカンダリアドレスは使用されません。
該当アドレスがない場合、本設定は無効となり、該当する経路(Encap NLRI)はwithdraw 扱いとなります。
dialer 1〜20
ewan 1〜2
pppoe 1〜24
ipsecif 1〜1000※2
lan 1
loopback 1〜16
vlanif 1〜100
tunnel 1〜100
bvi 1〜100
省略不可
※1 トンネルエンドポイントのIPv4指定は、V01.13(00)以降サポート
2 ipsecif 1〜1000は、V01.13(00)以降サポート。FITELnet F200 Plusでは設定範囲全てが有効、FITELnet F200では設定範囲中100エントリのみ有効。

この設定を行わない場合

カプセル化経路情報は広告されません。


設定モード

BGPサービス設定モード
アドレスファミリ設定モード ※V01.15(00)以降サポート

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