以下の現象が起きた場合に電子メールで通知するどうかを設定します。
・不正アクセスがあった場合
・もしくは冗長機能で到達不能/復旧を感知した場合
・時刻指定リセット機能により装置の再起動が起こった場合
・ISDN自動切断機能が作動もしくは警告状態になった場合
Router(config)# mail
パラメータはありません。
電子メールによる通知を行ないません。
FITELnet F2000では、TELNETまたはFTPによりログインされる場合に、規定回数以上パスワード誤りが発生した場合、不正アクセスと判断します。
FITELnet F2000では、複数の回線を利用して、バックアップ形態を形成することができます。
例)
通常はADSLを使用し、ADSL側で通信ができなくなった場合に、モデム回線に切り替えて通信する。
FITELnet F2000では、このようにバックアップを使用して通信を継続する機能を『冗長機能』といいます。
FITELnet F2000では、FTPで"RESETAT"ファイルを送ることにより、"RESETAT"ファイル内に記載されている指定時刻に装置を再起動することができます。
例)
2003.4.1 12:00:00にSIDE-Aのファームウェア/SIDE-Aの設定ファイルで起動する場合
↓
RESETATファイルに、以下のように記述して、FITELnet F2000にFTPで送信する
reset at 12:00 1 Apr 2003 SIDE-A.frm SIDE-A.cfg
【不正アクセスの場合】
Subject:[RAAS] Illegal Connect Request on FITELnet F2000(装置のIPアドレス)
SysDescr 装置名称 バージョン IP Address 装置のIPアドレス Application 不正アクセスを検知したアプリケーション Sender 不正アクセスを行なったホストのIPアドレス Time 不正アクセスを受けた時間
【冗長機能の到達不能/復旧の場合】
Subject:[RAAS] Pathcheck Error on FITELnet F2000(装置のIPアドレス)
SysDescr 装置名称 バージョン IP Address 装置のIPアドレス Destination Address 到達不能/復旧を検知した相手アドレス Rgrouping ルータグループ化機能を使用しているかどうか(enable:使用している、disable:使用していない) Time 到達不能/復旧を検知した時間
【時刻指定リセット機能の場合】
Subject:[RAAS] Auto Reset on FITELnet F2000(装置のIPアドレス)
SIDE-A/SIDE-B SIDE-A.frm、SIDE-B.frmの情報
VALID/INVALID:使用可能/仕様不可(壊れている)
ACTIVE/INACTIVE:使用中のファームウェア/待機中のファームウェア
各ファームウェアのバージョン情報SIDE-A/SIDE-B SIDE-A.cfg、SIDE-B.cfgの情報
ACTIVE/INACTIVE:使用中の設定情報/待機中の設定情報
LAST SAVE:最後に保存された日時reset at 次に起動する時間・適用ファームウェア・適用設定情報
なお、電子メールの差出人(From:)は、いずれのケースでも、"Router Auto Administration System"となります。
基本設定モード