qos-que priq

QoS機能において、PRIQで使用するキューを定義します。
キュー名は、アクションマップにおいてキューを指定する際に参照されます。
Priorityはキューからパケットを送信する際の優先度として参照され、7が最高優先度、0が最低優先度となります。
キュー長はqlimitで指定され、あふれたパケットは廃棄される。red(Random EarlyDetection)が指定されている場合、TCPのパケット再送を意図し、あふれる以前の段階でランダムに廃棄が行なわれます。
defaultを指定すると、本キューがデフォルトキューであることを示し、アクションマップでキューが指定されなかったパケットがキューイングされます。


設定例1 voice-queの優先度を0、キュー長を50に設定する

Router(config)#interface vlanif 1
Router(config-if vlanif 1)# qos-que priq voice-que priority 0 qlimit 50


コマンド書式

qos-que priq <キュー名 > priority (優先度) [qlimit (キュー長)] [default] [red]


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
キュー名 CBQのキュー名称を設定します。 16文字以内の文字列 省略不可
priority <優先度> 優先度を指定します。優先度が高いクラスは、優先度の低いクラスに比べ、送信処理の時間が増えます。
この値が大きいほど、優先度は高くなります。
0〜7 0
キュー長 キュー長(パケットの個数)を設定します。 0〜200 50
red キューバッファ管理方式に、RED(Random Early Detection)を使用する場合に、redを指定します。
REDを使用しない場合は、キューバッファがいっぱいになってからパケットを破棄(Tail-Drop)しますが、REDを使用した場合は、キューあふれによる輻輳が発生する前にランダム破棄を開始するため、TCPのようなトラフィックを変動できるようなプロトコルでは、より早く破棄を感知できるので、通信全体でみると効率が良くなります。
red REDを使用しない
default デフォルトクラスの場合に指定します。デフォルトクラスは、ルートクラスに属している必要があります。 default default以外


この設定を行わない場合

キューは定義されません。
priorityのデフォルトは0、qlimitのデフォルトは50。


設定モード

各インタフェース設定モード

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