本装置が、ICMPを使ってエラーを送信する際の、1秒間に送信する最大送信パケット数を設定します。1秒間に送信するパケット数が規定数を超過した場合に、次の1秒まで送信を抑止します。
0を指定した場合、ICMPエラーメッセージおよびREDIRECTメッセージは送信されません。
エラーパケットにより、データ通信のための帯域が減ってしまうのを防ぐ機能です。
refreshコマンド後に有効になるコマンドです。
Router(config)#ipv6 icmp error-ratelimit 300
ipv6 icmp error-ratelimit <パケット数>
パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値 パケット数 IPv6 ICMPでエラーを送信する際の1秒間に送信する最大送信パケット数を設定します。
unlimitを指定することで、ICMPエラーメッセージおよびREDIRECTメッセージのレート制限を行いません。0〜2147483647
unlimit省略不可
100パケット/秒が設定されます。
IPv6でのICMPエラーパケットには、以下の種類があります。
Type 内容 1 受信したパケットの宛先への中継ができない 2 パケット長がMTU長より大きいため、転送できない 3 ホップ数が制限を越えたため、転送できない 4 IPv6ヘッダ(拡張ヘッダを含む)が異常、もしくは未知 137 中継先を別のルータに変更したことを通知
基本設定モード