show ip ospf database router

リンクステートデータベース中のネットワーク LSA の詳細を表示します。


表示画面例

Router#show ip ospf database router

       OSPF Router with ID (192.168.30.1)

              Router Link States (Area 0.0.0.1)

 LS age: 193
 Options: 2
 Flags: 0x2 : ASBR
 LS Type: router-LSA
 Link State ID: 192.168.30.1
 Advertising Router: 192.168.30.1
 LS Seq Number: 80000063
 Checksum: 0xbcfd
 Length: 36
 Number of Links: 1

   Link connected to: a Transit Network
   (Link ID) Designated Router address: 10.1.1.1
   (Link Data) Router Interface address: 10.1.1.1
   Number of TOS metrics: 0
   TOS 0 Metric: 10


各項目の説明

項 目 内 容
LS age LS の経過時間を表示します。
Options このLSA を生成したルータのオプション機能を表示します。
オプションに関しては、オプションフィールドを参照してくさださい。
Flags このLSA を生成したルータの種類を表示します。
LS Type LSA のタイプを表示します。
Link State ID リンクステートID を表示します。
Advertising Router このLSA を生成したルータのルータID を表示します。
LS Seq Number シーケンス番号を表示します。
Checksum チェックサムを表示します。
Length LSA のバイト長を表示します。
Number of Links このルータのOSPF インタフェースの数を表示します。
Link connected to 接続しているネットワークのタイプを表示します。
(Link ID) 指名ルータのIP アドレスを表示します。
(Link Data) ルータのインタフェースIP アドレスを表示します。
Number of TOS metrics TOS metric の数を表示します。
Tos 0 Metric Tos 0 のメトリックを表示します。


Options フィールド

show ip ospf database {asbr-summary |external |network |router |summary }、show ip

ospf neighbor detailには、Options フィールドがあり以下のような意味を持ちます。
Optionsは、8 ビットのフィールドです。下位 4 ビットで Type of Service を設定する。上位 4ビットは未使用で、0 が埋められている。以下にビットの意味を示します。

0 0 0 0 N MC E T

T :TOS
E :外部ルーティング能力
MC :マルチキャスト能力
N :NSSA 能力
Options の値が 0 の場合、Type of Service は TOS 0 のみとなり、2 の場合、外部ルーティング能力となる。
0 0 0 0 N MC E T

コマンド書式

show ip ospf database router


パラメータ

パラメータはありません


トップページへ