keepalive

SAが接続されているかどうかの確認を行なうためにKeepAliveを行なうかどうかを設定します。
本装置では、IKE(Internet Key Exchange security association)プロトコルのKeepAlive機能、およびICMPによるKeepAlive機能をサポートしています。

本装置では、何も設定をしない場合、IKEのKeepAliveを行います。IKEのKeepAliveは、SAを確立するVPNピアもIKEのKeepAlive機能をサポートしている必要があります。

※IKEでのKeepAliveは、DPD(Dead Peer Detection)および古河独自の方式をサポートしています。
対向の装置がどちらもサポートしている場合は、DPDで動作します。
対向の装置がどちらの方式もサポートしていない場合は、ICMPを使用した方法で行ってください。

ICMPによるKeepAliveを行う場合は、オプションに"icmp"を指定します。ICMPによるKeepAliveを行なう場合は、keepalive-icmpコマンドを指定する必要があるケースもあります。
KeepAliveを行なわない場合は、"disable"を指定します。

KeepAliveにより、SAが使用できない状態になった場合は、SAを解放します。
refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 KeepAliveを行なわない

Router(config)# crypto isakmp policy 1
Router(config-isakmp)#keepalive disable


設定例2 ICMPのKeepAliveを行なう

Router(config)# crypto isakmp policy 1
Router(config-isakmp)#keepalive icmp


コマンド書式

keepalive { always-send | response-only | icmp [always-send|traffic-based [always-send]]| disable}


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
response-only 応答動作のみ行い、自身ではKeepAlive要求パケットを送信しません。
※DPDもしくは、古河独自DPDでのみ指定可能
response-only 省略不可
icmp ICMPを利用したKeepAliveを行います。 icmp
always-send VPNデータが送信されなくても、常にKeepAliveを送信します。 always-send
traffic-based 送信間隔中に該当SAのInboundトラフィックが存在する場合には、ICMP-KeepAliveのパケットを送信しません。 traffic-based
disable KeepAlive機能を使用しません。 disable
※:traffic-basedパラメータ選択時に、always-sendを指定できるのは、F80:V01.02(00)、F100:V02.08(00)以降サポート


この設定を行わない場合

IKEのkeepaliveでネゴシエーションを行います。
対向の装置と合意できた際に、送信間隔中にPhase2 SAでInboundのトラフィックが無く、Outboundのトラフィックがある場合にkeepaliveのパケットを送信します。


設定モード

IKEポリシー設定モード

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