my-identity

Aggressiveモードで使用する場合の自身のIDを設定します。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 自身のIDとして、"F100"を設定する

Router(config)# crypto isakmp policy 1
Router(config-isakmp)#my-identity F100


コマンド書式

my-identity <自身のID>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
自身のID Aggressiveモードで使用する場合の自身のIDを設定します。 最大64文字の英数字 省略不可


この設定を行わない場合

名前はありません。


ワンポイント

PPPoEのように、IPアドレスを自動で割り当てられるようなネットワークを介している場合、VPNピアのIPアドレスが明確に設定できないため、IDを利用して相手を確定する必要があります。したがって、自身/相手のIDを保護するMainモードの通信を行なうことはできず、Aggressiveモードでの通信を行なうことになります。


相手の設定

相手側の設定では、VPNピアを識別するIDの設定に、ここで設定する値(設定例1では"F100")と同じ値を設定しないと、IPsecの通信を行なうことはできません。
FITELnet-Fシリーズどうしの場合は、peer-identityコマンドで設定する値と同じである必要があります。


設定モード

IKEポリシー設定モード

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