set redundancy

メイン回線で通信が出来なくなった場合に、nexthopアドレスを使用して、バックアップ側にcrypto mapで関連づけれらたセレクタとピアに対してルート情報を追加します。ただし、crypto mapをewan <1-2>に設定して使用し、アドレスをマニュアルで設定しているのであれば、redundancy address設定は必ず必要ですが、dhcp/pppoe/dialerの場合は特に設定の必要はありません。
また、delete messageを設定することによりバックアップ回線からメイン回線に復帰するときに、バックアップのピアに対して、Phase1,Phase2(In/Out)のdelete messageを送信します。
受信側ピアはFITELnet-Fシリーズ限定です。

設定例1 バックアップ時に登録する経路情報のnext hopアドレスを192.168.50.3にする

Router(config)# crypto map 1
Router(config-crypto-map)# set redundancy address 192.168.50.3


コマンド書式

set redundancy {address <A.B.C.D> | delete-message-send}


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
address <A.B.C.D> バックアップを行なう相手のIPアドレスを設定します。 IPv4アドレス形式 省略不可
delete-message-send delete-messageを送信します。 delete-message-send 省略不可


この設定を行わない場合

IPsec冗長機能を使用することができません。


設定モード

VPNセレクタ設定モード

トップページへ