source-interface

送信IKEパケットのIPヘッダ内の送信元アドレスを指定インターフェースのアドレスに変更して送信する際の、インタフェース番号を指定します。
VRIDを指定することにより、VRIDにマッチするVRRPアドレスに変更して送信します。
また、VRRPステータスがMaster以外では、IKEパケットの送信を行ないません。
SAを張っている状態でvrrp ステータスが、Master以外に遷移した場合、PhaseI,II SAの削除を行います。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 送信元アドレスをEWAN 1インターフェースのアドレスに変更して送信する

Router(config)# crypto isakmp policy 1
Router(config-isakmp)# source-interface ewan 1


コマンド書式

source-interface <インタフェース> <インタフェース番号> [ VRID ]


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
インタフェース 送信IKEパケットのIPヘッダ内の送信元アドレスを送信するインターフェースを指定します。 ewan
vlanif
省略不可
インタフェース番号 送信IKEパケットのIPヘッダ内の送信元アドレスをVRRPアドレスに変更する際の、EWANまたはVLANIFインタフェース番号を指定します。 ewan 1〜2
vlanif 1〜16
省略不可
VRID 送信IKEパケットのIPヘッダ内の送信元アドレスを指定インターフェ-スと、VRIDにマッチするVRRPアドレスに変更して送信します。 1〜255 送信IKEパケットのIPヘッダ内の送信元アドレスを指定EWANインターフェースのアドレスに変更して送信します。
※:VRIDの設定範囲は1〜255ですが、1台の装置に設定できるVRIDは32までとなります。
  ただし、各インタフェースに設定できるVRIDは、2つまでになります。


この設定を行わない場合

VRRP機能を使用したIPsec通信ができません。


設定モード

IKEポリシー設定モード

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