ip mtu

インタフェースのMTU長を指定します。

PPPoEおよびDialerインターフェースのMTUについては、新規セッション(回線の再接続後)から有効となります。
また、LCPで取得したMRUオプション値と設定MTU値との比較により、小さい値をセッションMTU値として使用します。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 PPPoE1のMTU長を1400byteにする

Router(config)#interface pppoe 1
Router(config-if pppoe 1)#ip mtu 1400


コマンド書式

ip mtu <MTU長>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
MTU長 MTU長を指定します。 lan 256〜1500
pppoe 578〜1492
ewan 256〜1500
bri 256〜1500※1
vlan 256〜1500
ipsec 576〜1500
tunnel 256〜1500
省略不可
※1:F100のみ選択可能


この設定を行わない場合

各インタフェースにより以下のようになります。通常は変更の必要はありません。

LAN:1500
PPPoE:1454
EWAN:1454
BRI:1500
VLAN:1500
IPsec:1390
Tunnel:1480


MTU長とは?

MTUとは(Max Transfer Unit)の略で、MTU長とは、通常、1パケットで運ぶことができるIPパケット(IPヘッダ+IPペイロード)の長さをいいます。


設定モード

LANインタフェース設定モード
PPPoEインタフェース設定モード
EWANインタフェース設定モード
BRIインタフェース設定モード(F100のみ)
VLANインタフェース設定モード
IPsecインタフェース設定モード
トンネルインタフェース設定モード

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