mss

インタフェースのMSS値を指定します。
FITELnet-Fシリーズでは、TCPヘッダオプションに含まれるMSS値を適切な値に書き換えることができます。
パケットに書かれている値と設定値を比較して小さい方の値にします。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 LANのMSS値を1300byteにする

Router(config)#mss lan 1 1300


コマンド書式

mss <インタフェース名> <MSS値>
mss ipsec <MSS値>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
インタフェース名 インタフェースを指定します。 lan 1
ewan 1〜2
pppoe 1〜24※1
ipsecif 1〜500※2
tunnel 1〜32
vlanif 1〜16※3
省略不可
MSS値 MSS値を指定します。
offを指定した場合は、MSS値を変更しません。
ipseifの場合は、VPNセレクタのMSS値を指定します。※4
1240〜1460※5
off
省略不可
※1:F80の場合は、1〜5になります。
※2:F80の場合は、1〜32、
    F100の場合は、1〜100になります。
※3:vlanifの指定は、F80:V01.02(00)、F100:V02.06(00)以降サポート。
※4:IPsec interface以外に提供されるVPNセレクタのMSS値の指定となります。

※5:ipsec、tunnel、pppoeの各設定値の上限は、ipsec 1420、tunnel 1440、pppoe 1452となります。


この設定を行わない場合

各インタフェースからパケットを送出する際に、下記の値とパケットに書かれている値を比較して小さい方の値にします。
通常は変更の必要はありません。
LAN interface:MTU長 -40
EWAN interface:MTU長 -40
PPPoE interface:MTU長 -40
IPsec interface:MTU長 -40
IPsec VPN selector:(送信IF のMTU )-113
Tunnel interface:MTU長 -40
VLANIF interface:MTU長 -40


MSS長とは?

MSS (Maximum Segment Size)とは、TCPで一度に伝送できるデータの最大量。
最大セグメントサイズ。


設定モード

基本設定モード

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