area nssa

OSPFエリアをNSSA(Not So Stub Area)に設定します。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

F100:V02.00(00)以降サポート

設定例1 外部経路をNSSAに再配布しない

Router(config)#router ospf
Router(config-ospf)#area 1 nssa no-redistribution


コマンド書式

area <エリアID> nssa [ translate-always|translate-never]
   [ no-redistribution|default-information-originate|no-summary]


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
エリアID エリアIDを整数または、IPアドレスで指定します。 0〜4294967295
IPv4アドレス形式
省略不可
translate-always|translate-never タイプ7LSAをタイプ5に変換して中継するかどうかを設定します。
translate-always 中継する
translate-never 中継しない
translate-always
translate-never
translate-always
no-redistribution 外部経路をNSSAに再配布しない場合に指定します。
※ASBRがNSSA ABRを兼務している場合のみ
no-redistribution タイプ5LSAを受け入れないIGRP経路をエリア内にタイプ7として配布します。
default-information-originate タイプ7のデフォルトルートを生成する場合に指定します。 default-information-originate
no-summary NSSA完全スタブエリアを設定する場合に指定します。 no-summary


この設定を行わない場合

OSPFエリアをNSSAに設定しません。


NSSAとは?

バックボーンでないエリアを、NSSAとして設定することができます。
エリアボーダルータは、NSSAとして定義したエリアへほかのエリアから学習したAS外経路を広告しません。
NSSAを設定することで、NSSA内では経路情報を減らし、ルータの情報の交換や経路選択の負荷を減らすことができます。


設定モード

OSPFサービス設定モード


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