ospf abr-type

エリア境界ルータのタイプを設定します。
オプションにより、エリア間ルートの計算の動作が異なります。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

F100:V02.00(00)以降サポート

設定例1 エリア境界ルータのタイプをstandardにする

Router(config)#router ospf
Router(config-ospf)#ospf abr-type standard


コマンド書式

ospf abr-type <ルータタイプ>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
ルータタイプ エリア境界ルータのタイプを設定します。

cisco バックボーンエリアに隣接していて,かつバックボーンエリアの1 台以上のルータとfull ステータスとなっている場合にバックボーンエリアおよびトランジットエリアのsummary lsa を計算。それ以外は全エリアのsummary lsaを計算します。
ibm バックボーンエリアに隣接していて,かつバックボーンエリアの1 台以上のルータとfull ステータスとなっている場合にバックボーンエリアおよびトランジットエリアのsummary lsa を計算。それ以外は全エリアのsummary lsaを計算します。
shortcut バックボーンエリアに関しては,バックボーンエリアの 1 台以上のルータとfull ステータスとなっている場合にsummary LSAを計算。 バックボーンエリア以外のエリアに関しては,以下のエリアに関してsummary LSAを計算。
・トランジットエリア
・ルータがバックボーンに隣接していなくて,shortcutモードがdisable以外(default or enable)のエリア
・shortcut モードがenableのエリア
standard エリア間ルートの計算は,バックボーンエリアおよびトランジットエリア(Virtual Link)でのみsummary LSAを計算。
cisco

ibm

shortcut

standard
省略不可


この設定を行わない場合

ABRのタイプをstandardに設定します。


設定モード

OSPFサービス設定モード


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