distribute-list

RIPng送受信に対してフィルタリングの設定を行ないます。
ipv6 prefix-listコマンドで指定したプレフィックスの情報のみを受け入れる/受け入れない、または送信する/送信しないといった制御を行なうことができます。

また、フィルタリング制御を行なうためのインタフェースを指定することもできます。
refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 3ffe:101:220::/64 のプレフィックス情報のみを受け付ける

Router(config)#prefix-list 1 permit 3ffe:101:220::/64

Router(config)#router ripng
Router(config-ripng)# distribute-list prefix 1 in


設定例2 3ffe:101:220::/64のプレフィックス情報のみを送信しない

Router(config)#prefix-list 1 deny 3ffe:101:220::/64

Router(config)#router ripng
Router(config-ripng)# distribute-list prefix 1 out
※上記の設定を行う場合は、必ずipv6 prefix-listコマンドでpermit anyを追加する必要があります。
permit anyを追加しないと、全てのプレフィックスの送信をフィルタしてしまいます。


設定例3 3ffe:101:220::/64のプレフィックス情報を、LANからは受信しない

Router(config)#prefix-list 1 deny 3ffe:101:220::/64

Router(config)#router ripng
Router(config-ripng)# distribute-list prefix 1 in lan 1


コマンド書式

distribute-list prefix <prefix番号> { in | out } [インタフェース名]


この設定を行わない場合

全てのプレフィックスを送受信します。


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
prefix番号 prefix-listコマンドで指定したリスト番号を指定します。 1〜99 省略不可
in | out 受信(in)/送信(out)のどちらでフィルタするかを指定します。 in
out
省略不可
インタフェース名 適用するインタフェースのインタフェース名を指定します。 lan 1
ewan 1〜2
pppoe 1〜24※1
dialer 1〜20※2
vlanif 1〜16
全インタフェースで適用
※1:F80の場合は、1〜5になります。
※2:F100のみ指定可能です。


設定モード

RIPngサービス設定モード

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