default-metric

本装置が生成した経路情報(staticの情報)をRIPで広告する際のメトリック値を設定します。ただし、デフォルトルートのメトリックについては、static設定していたとしても"1"で広告します。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 本装置で設定したスタティックルートの情報をRIPで広告する際は、メトリック値を5とする

Router(config)#router rip
Router(config-rip)#default-metric 5


コマンド書式

default-metric <メトリック値>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
メトリック値 スタティックルートをRIPで広告する場合のメトリック値を設定します。 1〜16 省略不可


この設定を行わない場合

メトリック値は、1で動作します。


メトリックとは?

IPパケットが通過するルータの数をメトリックといいます。
RIPで広告するメトリック値とは、その経路に到達するために、どのくらいのルータを経由しなくてはならないかを規定しています。
IPv4では、メトリック値は1〜15までと決められており、16は到達不能を意味します。

通常、ルータはIPパケットを中継した際に、IPヘッダ内にあるメトリックフィールドの値を1加算します。このようにして、メトリック値が加算され、16になったら廃棄されます。


設定モード

RIPサービス設定モード

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