priority

802.1Pで規定されるPriority Bitに基づく優先制御機能を設定します。


設定例1 物理ポート2でL2 QoS動作を行う

Router(config)#line lan 1
Router(config-line lan 1) priority 2 classification on


コマンド書式

priority { port-number {default-priority priority-value| classification| queuing}|threshold priority-value}


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
port-number 物理ポート番号を指定します。 1〜4 省略不可
priority-value ポートデフォルトpriority値を指定します。 1〜7 省略不可
classification L2 QoSを動作させる場合に指定します。
L2 QoSとは、受信データの802.1p値から、データを優先/非優先の判別を行い、送信時に優先データを優先的に制御する機能です。
送信制御を行う場合は、priority queueingコマンドの指定が必要です。
LANインタフェースで動作させることが可能です。
on 優先制御を行う
off 優先制御を行わない
省略不可
queuing L2 QoSの送信制御を行うポートを指定します。
送信時に、優先/非優先の判別を行い、優先データを優先的に送信します。
L2 QoS の送信制御を行う場合は、priority classificationコマンドの登録も必要です。
on 優先制御を行う
off 優先制御を行わない
省略不可
default-priority 受信したフレームが802.1Q VLANタグがついていなかった場合、802.1p値をいくつで動作するかを指定します。 - 省略不可
threshold 優先データとして動作するパケットを、802.1p値で指定します。
ここで指定した値以上の802.1p値を持つデータを優先データ、ここで指定した値未満の802.1p値を持つデータを非優先データとして扱います。
LANインタフェースに送信する際に、送信キューの中に優先データが存在する場合は、非優先データは送信されません。
- 省略不可


この設定を行わない場合

以下の状態になります。
priority-value:4、優先制御:行わない。


設定モード

Ethernet設定モード

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