vrrp priority

Masterルータを決定する優先度を設定します。大きい数字ほど優先度は高くなります。
この優先度は、Masterルータに障害が発生した場合に作動する順番に使用されます。
優先度が同じであった場合は、ADVERTISEMENTパケット内のIPアドレス(1)で、最も大きい値を通知したルータがMasterルータになります。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。

F100:V02.01(00)以降サポート

設定例1 ルータの優先度を120に設定する

Router(config)#interface ewan 1
Router(config-if ewan 1)#vrrp 1 priority 120


コマンド書式

vrrp <vrid> priority <優先度>


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
vrid 本インタフェースで動作するVRRPルータのVRIDを設定します。 1〜255 省略不可
優先度 Master routerに遷移するための優先度を設定します。 1〜254 省略不可
※:VRIDの設定範囲は1〜255ですが、1台の装置に設定できるVRIDは32までとなります。
  ただし、各インタフェースに設定できるVRIDは、2つまでになります。


VRIDとは?

VRRP機能で使用される、VRRPルータグループの識別子です。
VRIDが同一のVRRPルータは、同じグループに所属します。


この設定を行わない場合

ルータの優先度を100に設定します。


設定モード

LANインタフェース設定モード
EWANインタフェース設定モード
VLANインタフェース設定モード

トップページへ