下記の問題点を改修いたしました。
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(1) |
DHCPリレーエージェント機能において、
vlanifを使用し、且つhelperアドレスを複数設定した際、
以下の現象が発生しておりました。
- 一部のhelperアドレス宛にリレーが行なわれない
- 一部の送信元アドレスが異常となる
- helperアドレスを5個以上設定してもコンフィグ読み込み時にエラーとならない
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(2) |
QoS機能を使用する環境において、
パケットの中継処理中にQoS設定を変更してリフレッシュ操作を行った場合に、
装置の自律リセットが発生する場合がありました。
この問題はV02.00(00)から発生する可能性があります。
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(3) |
QoSのクラス判定において、以下の動作のために一時的に滞留しているパケットに対し、
動作後に再度判定を行なっておりました。
このため、Qosの統計情報が二重にカウントされて誤った値にとなる場合がありました。
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(4) |
crypto isakmp policy設定モード内のencryptionコマンドを、
暗号アルゴリズム(DES、3DES、AES)の指定が漏れていても受け付けていましたが、
指定が必須となるように修正しました。
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(5) |
show interfaceにて全インタフェースの表示を行なった際、
nullインタフェースとloopbackインタフェースの間が詰まって表示されていました。
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(6) |
IGMP-ProxyによるIPv4マルチキャスト中継機能において、
イベント・アクション機能からQuerier⇒None-Querier⇒Querierへの遷移通知を受信した後、
通常のQuerier選出ルールに従ってNone-Querierへ遷移してもIGMP Queryを送信していました。
この問題は、V02.07(00)ファームウェアから発生します。
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(7) |
RIPv1運用環境において、装置自身から送信したRIPv1パケットは廃棄すべきところを受信し処理しておりました。
このため、RIPv1を利用している場合には、show ip protocolsで自身のインタフェースアドレスが
表示されていました。
この問題は V02.05(00) ファームウェアから発生します。また、RIPv2運用環境では発生しません。
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(8) |
ISDN接続において、自局からの回線切断処理と対向装置からの回線切断処理が競合した場合、
対向装置の回線切断手順によっては、
その後の回線接続処理が要因call timeout(理由コードa0)で失敗したり、
更に装置の自律リセットが発生する場合がありました。
この問題は対向装置が他社製ISDN機器の場合に発生するケースが確認されており、
FITELnet-F100及びFITELnet-E20/E30が対向装置の場合には発生しません。
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(9) |
ISDN回線において、回線切断に数秒かかる場合がありました。
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(10) |
ISDN接続において、自局からのデータ送信処理と対向装置からの回線切断処理が競合した場合、
対向装置の回線切断手順によっては、
その後の回線接続処理が要因CR send retry over (理由コードb1)で失敗し、
以降の回線接続処理が行えない状態となる場合がありました。
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