FITELnet-F100 マルチルーティング機能(ファームウェアバージョンV01.07 〜)の注意事項
2003年 9月30日
2004年 6月29日 DNSキャッシュ機能に関する注意を追記
FITELnet-F100では、ファームウエアバージョンV01.07から「マルチルーティング機能」をサポートいたしました。
以下に、注意点をご連絡いたします。
なお、マルチルーティング機能については、こちらの「マルチルーティングとは?」もご参照ください。
- 通常回線(show ip routeで表示される)へのルートがダウンしている状態(たとえばPPPoE1がdisconnect状態でデフォルトルートがダウンしているような状態)では、マルチルーティング経路へも通信できません。
- 以下の形態ではマルチルーティング機能は設定できません。
- 送信がEWANインタフェースでDHCPクライアントの形態
- 送信がBRIインタフェース
- URL指定のマルチルーティングの場合、DNSへのスタティックルートが必要となる場合があります(例:PPPoE1が通常ルート、PPPoE2がフレッツスクウェア接続のようなケースでは、フレッツスクウェア用DNSへのスタティックルートをPPPoE2向けに設定する必要があります)。
- URL指定のマルチルーティングの場合、DNSキャッシュ機能をoffにすることはできません(V01.09のファームウェアでは、UPnP機能と併用することができません。V01.10以降のファームウェアでは併用可能です)。
- 暗号化(平文→暗号)対象パケットはマルチルーティングできません。
- 復号化(暗号→平文)したパケットはマルチルーティングすることができます。
- マルチルーティング対象パケットをLayer3監視機能を使ってバックアップする形態はサポートしておりません。
- マルチルーティングとQOSの併用は可能です。
- FITELnet-F40のマルチルーティング機能は、受信:LANインタフェース、送信:EWANインタフェースでしたが、FITELnet-F100では、受信、送信インタフェースの限定はありません。
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