root-class | ルートクラスの帯域は常に100% |
data-class |
FTPパケット用に設定したユーザ定義のクラス 帯域使用率を75%とします |
control-class |
ICMP 、IGMP 、RSVP 等が使用するクラス 帯域使用率を5%とします |
default-class |
どのクラスにも該当しないパケットのクラス 帯域使用率を20%とします |
! ! ! 特権ユーザモードに移行します。 ! Router> enable Enter password: super ←パスワードを入力します。(実際は表示されない) Router# ! ! ! 基本設定モードに移行します。 ! Router# configure terminal Router(config)# ! ! ! LAN側IPアドレスを設定します(設定例1を参照)。 ! Router(config)# interface lan 1 Router(config-if lan 1)# ip address 192.168.0.1 255.255.255.0 Router(config-if lan 1)# exit ! ! ! PPPoE1インタフェース設定モードに移行します。 ! Router(config)# interface pppoe 1 Router(config-if pppoe 1)# ! ! ! PPPoEの各種設定をします。 ! Router(config-if pppoe 1)# pppoe server A-Provider Router(config-if pppoe 1)# pppoe account user@xxxx.ne.jp secret Router(config-if pppoe 1)# pppoe type host ! ! ! 帯域制御(CBQ)の設定を行います。※1 ! Router(config-if pppoe 1)# qos bandwidth 10M cbq ※2 ! インタフェースの帯域、QoSの方式を指定 Router(config-if pppoe 1)# qos-class cbq root-class bandwidth 100 parent NULL ※3 Router(config-if pppoe 1)# qos-class cbq default-class bandwidth 20 parent root-class default ※4 Router(config-if pppoe 1)# qos-class cbq control-class bandwidth 5 parent root-class control ※5 Router(config-if pppoe 1)# qos-class cbq data-class bandwidth 75 parent root-class ! CBQのクラス名、帯域使用率、親クラスを指定 ! ルートクラス・・・NULL ! デフォルトクラス・・・default ※どのクラスにも該当しないパケット ! コントロールクラス・・・contorol Router(config-if pppoe 1)# qos-filter data-class access-group 100 ! クラスとaccess-listの対応付け Router(config-if pppoe 1)# exit ! ! ! デフォルトルートをPPPoE1に設定します。 ! Router(config)# ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 pppoe1 ! ! ! access-list にFTP用のルールを登録します。(制御およびデータコネクション) ! Router(config)# access-list 100 permit tcp any any eq ftp Router(config)# access-list 100 permit tcp any any eq ftp-data ! ! ! 特権ユーザモードに戻ります。 ! Router(config)# end ! ! ! 設定を保存します。 ! Router# save SIDE-A.cfg % saving working-config % finished saving Router# ! ! ! 設定を有効にするために再起動します。 ! Router# reset Are you OK to cold start?(y/n) y
※1 | 帯域制御(CBQ)を有効にするためには、ルート(※3)・デフォルト(※4)・コントロール(※5)の3つのクラスを設定しておく必要があります。 |
※2 |
帯域には物理インタフェースの速度を設定します。 回線の速度が10Mbpsなら「10M」とします。 |
※3 |
「NULL」とすることで、ルートクラスに設定されます。 ルートクラスには直接パケットを割り振ることはできません。 |
※4 |
「default」とすることで、デフォルトクラスに設定されます。 フィルタにマッチしないパケットは、このクラスに分類されます。 |
※5 |
「control」とすることで、コントロールクラスに設定されます。 このクラスにはデフォルトで、ICMP・IGMP・RSVPが割り振られています。 |