設定内容 | 設定コマンド名 | 設定項目 | 入力値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
F1000-1 LAN 側 IP アドレス |
ip address |
LAN 側 IP アドレス サブネットマスク |
192.168.100.1 255.255.255.0 |
|
F1000-1 EWAN 側 IP アドレス |
ip address |
EWAN 側 IP アドレス サブネットマスク |
192.168.200.1 255.255.255.0 |
|
F1000-2 LAN 側 IP アドレス |
ip address |
LAN 側 IP アドレス サブネットマスク |
192.168.100.2 255.255.255.0 |
|
F1000-2 EWAN 側 IP アドレス |
ip address |
EWAN 側 IP アドレス サブネットマスク |
192.168.200.2 255.255.255.0 |
|
VRRP に関する設定 | ip vrrp | VRRP を有効にする | enable |
! ! ! 特権ユーザモードに移行します。 ! Router> enable Enter password: super ←パスワードを入力します。(実際は表示されない) Router# ! ! ! 基本設定モードに移行します。 ! Router# configure terminal Router(config)# ! ! ! VRRP 機能を有効にします。 ! Router(config)# ip vrrp enable ! ! ! LAN 1 インタフェース設定モードに移行します。※1 ! Router(config)# interface lan 1 Router(config-if lan 1)# ip address 192.168.100.1 255.255.255.0 Router(config-if lan 1)# vrrp 1 address 192.168.100.254 ! VRID を 1 として、代表 IP アドレスを設定します。 Router(config-if lan 1)# vrrp 1 priority 254 ! バックアップ側より優先度を高く設定します ! (数字が大きいほど優先度は高くなります)。 Router(config-if lan 1)# exit ! ! ! EWAN 1 インタフェース設定モードに移行します。 ! Router(config)# interface ewan 1 Router(config-if ewan 1)# ip address 192.168.200.1 255.255.255.0 Router(config-if ewan 1)# vrrp 1 address 192.168.200.254 Router(config-if ewan 1)# vrrp 1 priority 254 ! VRID を LAN 側と同じにして、動作を同期させます。 Router(config-if ewan 1)# exit ! ! ! 特権ユーザモードに戻ります。 ! Router(config)# end Router# ! ! ! 設定を保存します。 ! Router# save SIDE-A.cfg % saving working-config % finished saving Router# ! ! ! 設定を有効にするために再起動します。 ! Router# reset Are you OK to cold start?(y/n) y
※1 : |
明示的に linkdown-detect on の設定をしなくても、ip vrrp enable の設定があるだけで、リンクダウンの検出をするようになります( F100 / F1000 V02.06(00) で vrrp enable の設定があることに加えて、LAN または LAN のポートを使う VLAN インタフェースに VRRP の設定がある場合、という条件が加わりました。この場合、どちらかのインタフェースに VRRP の設定があれば、VRRP の設定がないインタフェースを含めてリンクダウンを検出するようになります)。 なお、そのインタフェースに属するポート全てがダウンしないと、リンクダウンを検出できませんので、VRRP を利用する場合、ポートは 1 つのみ使用するようにして下さい。 例えば、LAN のポート 1 と 2 を VLANIF 1 、ポート 3 と 4 を VLANIF 2 としている場合、ポート 1 と 2 の両方が down しないと VLANIF 1 は down しません(この時、ポート 3 と 4 の状態は VLANIF 1 には影響しません)。 ポート 1 〜 4 を LAN 1 インタフェースとして使っている場合の接続例は下記のようになります。 使用していないポートは下記のように shutdown しておくと、間違って機器を接続しても up することはなくなります。
|
! ! ! 特権ユーザモードに移行します。 ! Router> enable Enter password: super ←パスワードを入力します。(実際は表示されない) Router# ! ! ! 基本設定モードに移行します。 ! Router# configure terminal Router(config)# ! ! ! VRRP 機能を有効にします。 ! Router(config)# ip vrrp enable ! ! ! LAN 1 インタフェース設定モードに移行します。 ! Router(config)# interface lan 1 Router(config-if lan 1)# ip address 192.168.100.2 255.255.255.0 Router(config-if lan 1)# vrrp 1 address 192.168.100.254 Router(config-if lan 1)# vrrp 1 priority 200 ! マスター側より優先度を低く設定します ! (数字が大きいほど優先度は高くなります)。 Router(config-if lan 1)# exit ! ! ! EWAN 1 インタフェース設定モードに移行します。 ! Router(config)# interface ewan 1 Router(config-if ewan 1)# ip address 192.168.200.2 255.255.255.0 Router(config-if ewan 1)# vrrp 1 address 192.168.200.254 Router(config-if ewan 1)# vrrp 1 priority 200 Router(config-if ewan 1)# exit ! ! ! 特権ユーザモードに戻ります。 ! Router(config)# end Router# ! ! ! 設定を保存します。 ! Router# save SIDE-A.cfg % saving working-config % finished saving Router# ! ! ! 設定を有効にするために再起動します。 ! Router# reset Are you OK to cold start?(y/n) y