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> FITELnet F2000 firm V01.04(00) 10/10/04 release
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下記の新規機能を追加いたしました |
(1) |
新規にEtherIP機能に対応いたしました。 EtherフレームをIPフレームでカプセル化して、IP網/IPv6網を介して遠隔地とのL2フレーム中継を行なうことができます。 |
(2) |
IPsecインタフェースにおいて以下の対応を行いました。 ・IPsecインタフェースアドレスの設定を可能としました ・IPsecインタフェース上でのOSPF動作を可能としました |
(3) |
以下のルーティングプロトコルで登録した経路上でのECMP機能に対応しました。 最大2系統のマルチパスでのルーティングを行うことができるようになりました。 ・OSPFルート(IPv4) ・スタティックルート(IPv4、IPv6) ・イベントアクションルート(IPv4) 設定例: Router(config)#ip multi-path max-paths 2 |
(4) |
IPv4でのセカンダリアドレス機能をサポートしました。 設定例: Router(config)#interface lan 1 Router(config-if lan 1)#ip address secondary X.X.X.X 255.255.255.0 |
(5) | 自律監視機能をサポートしました。詳細はこちらを参照ください。 | (6) |
DHCPv6サーバ機能をサポートしました。 設定例: Router(config)#ipv6 dhcp server-profile server Router(config-ipv6-dhcp-server-prof)#prefix-delegation address-pool POOL1 Router(config-ipv6-dhcp-server-prof)#dns-server forward dhcp-client ewan 1 Router(config-ipv6-dhcp-server-prof)#exit Router(config)#interface lan 1 Router(config-if lan 1)#ipv6 dhcp server server |
(7) |
RA-Proxy機能をサポートしました。 RAで取得したプレフィックスを、別のインタフェースで使用することができます。 設定例: Router(config)#interface ewan 1 Router(config-if ewan 1)#ipv6 nd receive-ra prefix-delegation lan 1 |
(8) |
MLD-Proxy機能をサポートしました。 設定例: Router(config)#ipv6 multicast-routing proxy Router(config)#ipv6 mld proxy-group-upstream ewan 1 Router(config)#ipv6 mld mode normal Router(config)#ipv6 mld proxy upstream-forwarding |
(9) | BGP4+機能をサポートしました。 | (10) | BGP ASパスフィルター機能をサポートしました。 | (11) | CBQもしくはPRIQによるQoS動作情報をMIBで取得できるようになりました。 | (12) |
ポートモニタリング機能をサポートしました。 ポートモニタリング指定例 (LAN#1ポートの送受信データをLAN#2ポートでモニタする例): Router#port-monitor mirrored lan 1 both Router#port-monitor monitor lan 2 |
下記の変更を実施いたしました |
(1) |
DHCPv6クライアント機能を拡張いたしました。 PDオプションで取得したプレフィックスを複数インタフェースで利用することができます。 これに伴い、option-request prefix-delegationコマンドで、prefix-lengthパラメータとして64以外が設定可能となり、offsetパラメータも追加しました。 設定例: Router(config)#ipv6 dhcp client-profile Router(config-ipv6-dhcp-client-prof)#option-request prefix-delegation delegates address-pool POOL1 prefix-length 52 offset 1 ・DNSオプション対応 設定例: Router(config)#ipv6 dhcp client-profile Router(config-ipv6-dhcp-client-prof)#option-request dns-servers |
(2) | VLANインタフェースでIPv6機能をサポートしました。 |
(3) | NAT staticの最大設定数を10000エントリに拡張しました。 |
(4) | SYSLOG送信機能で、送信先のサーバを2箇所設定できるように変更いたしました。 |
(5) | Diffie-hellmanグループ14に対応しました。 |
(6) | 装置負荷が高い状況においても中継遅延が発生しにくくなるチューニングを実施しました。 |
(7) |
CBQの帯域制御精度を向上しました。 特に100Mbpsを超える帯域設定を行った場合の精度が向上しました。 |
(8) |
ProxyDNSにおいて、受信したDNSの応答のレコードに、要求されたレコードの情報がない場合でも、代理応答を行うよう変更いたしました。 ただしフォーマットが不正な応答は代理応答いたしません。 従来は、応答のレコードに、要求されたレコードの情報が存在しない場合は、不正な応答パケットとして、代理応答をしていませんでした。 |
下記の問題点を改修いたしました |
(1) | 「ipv6 dhcp client-profile設定モード」でno moreを実行すると、「no implementation(still making)」のエラーが出る問題がありました。 |
(2) | DHCPv6クライアント機能において、T1(renew)の時間が満了(timeout)したときに、T2(rebind)とLifetimeの時間も同時に満了してしまう問題がありました。 |
(3) | Stateless Address Autoconfigurationによるアドレス自動割り当てを利用する設定において、それまで取得していたプレフィックスが無効となる前に新たなプレフィックスを取得した場合に、装置がハングアップする場合がありました。 |
(4) | Stateless Address Autoconfigurationによるアドレス自動割り当てを利用する設定において、EWANで取得するプレフィックスと同一のプレフィックスをLANに設定し(イレギュラー設定)、なお且つ、該当プレフィックスに対して自局から拡張pingを実施した場合に、装置がハングアップする問題がありました。 |
(5) | RA受信機能使用時にメモリリークが発生する場合がありました。 |
(6) | ewan1、ewan2の両方にipv6 address X::X:X:X:X link-localを設定した場合、 どちらかのインタフェースの設定が、設定どおりにならず、自動的に付与されるEUI-64形式のリンクローカルアドレスが登録される問題がありました。 |
(7) | IPsecインタフェースでQoS設定(PRIQもしくはCBQ)を行い、IPsecインタフェースから別のIPsecインタフェースに折り返す通信を行う場合、SAの削除等に伴うSA確立処理とパケット中継処理とが同時に発生した場合に、装置の自律再起動が発生する問題がありました。 |
(8) | ip ospf network point-to-pointの設定を行なった場合、LSAタイプ3のルータLSAが生成されない問題がありました。 |
(9) | 装置への転送に失敗したファームウェアに対して、正しいファームウェアと 誤認識して動作しようとする場合がありました。 |