
FITELnet F2200は、大規模センター装置として、あるいはトラフィックが集中するデータセンターやクラウドのゲートウェイ・ルータとして最適な装置です。
19インチラック1Uサイズの筐体でIPsecスループット最大2Gbpsを実現しています。
IPsecで最大2000拠点を収容可能でVRRPによる機器冗長機能もサポートしていることから、収容効率に優れ且つ安定したネットワークを構築可能な大規模センター機としての利用の他、トラフィックが集中するデータセンターやクラウドのゲートウェイ・ルータとしても最適です。
EtherIP機能及びL2TPv3機能をサポートし、最大2000拠点を収容可能です。Bridge機能によって装置内折り返しL2通信もサポートします。また、L2中継時においても、優先制御や帯域制御などL3中継時と同等のQoS機能をサポートします。
3G/LTE回線を使いインターネット経由でL2TPv2 over IPsecリモートアクセスが可能で、外出先から社内ネットワークへセキュアに通信することも可能。
L2TP/IPsecについての機能概要はこちら
WAN側2ポート/LAN側8ポートの全てのEthernetポートにギガビットイーサネットインタフェースを搭載 しています。WAN側ポートでは光インタフェース(SFPオプション)を選択可能です。また、USBインタフェースを2ポート搭載し、USBタイプのデータ通信端末に対応するほか、装置コンフィグレーション/ファームウェア/ログを保存する外部メモリとしても利用可能です。
標準化団体のIETF(Internet Engineering Task Force)へ提案中のMPSA機能をサポートします。
MPSAは、大規模なIPsec網における設定の煩雑さ・スケーラビリティ・遅延といった課題を解消し、拠点間通信に必要な情報をMPSA Controllerがすべてコントロールする、SDN(Software Defined Networking)の概念を取り入れたまったく新しいIPsec 拡張方式です。
コントロールプレーン(C-Plane)には、IKEv2やBGPといった標準技術を採用し、データプレーン(D-Plane)は単一のMPSAを用いたフルメッシュIPsec通信が可能です。拠点側の追加、削除時においても既存拠点側の設定変更は一切不要で、自動で暗号化された拠点間の通信路を確立することが可能です。F2200は、 MPSA Controllerとして最大500拠点を収容可能です。

3.5G/LTEに対応したワイヤレスデータ通信端末を接続して、WAN通信ポートとして利用可能です。仮設店舗や展示会場、工事現場などで有線回線の敷設を待たずにインターネット接続環境を構築可能なほか、メイン回線故障時のバックアップ回線としても利用できます。また、USBメモリを接続することで外部ストレージとして機能し、ファームウェアやコンフィグレーション、ログファイルの保存ができるほか、保存したファームウェアやコンフィグレーションファイルを電源投入時に読み込ませる自動インストール機能にも対応します。
データ通信端末<対応端末>(順不同)
○:サポート
−:未サポート
| キャリア | 通信端末 |
FITELnet F2200 対応版数 |
対応インタフェース | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Dialer | USB-Ethernet | ||||
|
ソフトバンク (旧イー・モバイル) |
D31HW | V01.00(00)以降 | ○ | − | |
| D26HW | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| D23HW | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| D22HW | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| D21LC | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| D12LC | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| D41HW | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| D33HW | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| GD01 | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| GL03D | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| GL08D(RAS接続版) | V01.00(00)以降 | ○ | − | 一般に販売されているGL08Dとは異なる製品です | |
|
ソフトバンク (旧ウィルコム) |
AX530S | V01.00(00)以降 | ○ | − | |
| HX004IN | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| ソフトバンク | C02SW | V01.00(00)以降 | ○ | − | |
| C01SW | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| C02LC | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| C01LC | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| 004Z | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| 005HW | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| 203HW | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| 403ZT | V01.02(00)以降 | ○ | − | ||
| 604HW | V01.04(00)以降 | − | ○ | ||
| A002ZT | V01.07(00)以降 | ○ | − | ||
| NTTドコモ | L-05A | V01.00(00)以降 | ○ | − | |
| L-02C | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| L-08C | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| L-03D | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| L-03F | V01.01(00)以降 | ○ | − | ||
| IIJモバイル | 120FU | V01.00(00)以降 | ○ | − | |
| 510FU | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| NTTコミュニケーションズ | MF120 | V01.00(00)以降 | ○ | − | |
| MF110 | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| MF121 | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| Arcstar Universal One:WM320 | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| MF112A | V01.01(00)以降 | ○ | − | ||
| UX302NC | V01.01(00)以降 | ○ | − | ||
| UX302NC-R | V01.05(00)以降 | ○ | − | ||
| au | DATA01 | V01.00(00)以降 | ○ | − | CDMA通信方式のみ |
| DATA03 | V01.00(00)以降 | ○ | − | CDMA通信方式のみ | |
| DATA07 | V01.00(00)以降 | ○ | − | ||
| USB STICK LTE HWD12 | V01.00(00)以降 | ○ | ○ | ||
| Speed USB STICK U01 | V01.02(00)以降 | − | ○ | ||
| Speed USB STICK U03 | V01.04(00)以降 | ○ | ○ | ※1 | |
| 日本通信 | MF636 | V01.00(00)以降 | ○ | − | |
| ピクセラ | PIX-MT100 | V01.04(00)以降 | − | ○ | 接続確認SIM:IIJモバイルサービス(タイプD) |
| 富士ソフト | FS040U | V01.05(00)以降 | ○ | − | |
※1 U03をdialer(モデム)で使用するためにはモデムモードに切り替える必要があります。
切替方法については購入先へ問合せをお願い致します。
ISDN通信端末<ISDN-TA>
| キャリア | 通信端末 |
FITELnet F2200 対応版数 |
備考 |
|---|---|---|---|
| NTT東日本/NTT西日本 | INSメイトV30Slim | V01.00(00)以降 | ※1 |
※1 USB-TAを利用する場合の注意点
・着信には対応しておらず、発信専用となります。
・MP接続には対応していません。
・2箇所同時接続には対応していません。
F2200の詳細仕様については、こちらをご参照ください。