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FITELnet F60ファームウェア リリースノート

FITELnet F60 firm V01.03(00) 12/12/26 release

(注意)
無線LANアクセスポイントオプション付きの装置をご使用の場合は
無線LANアクセスポイントモジュールのファームウェアには
V01.01(00)をご使用ください。


無線LANアクセスポイントモジュール ファームウェア V01.01(00)の
リリースノートは こちら
ファームアップ方法は こちら

---FITELnet F60ファームウェア V01.02(00)からの変更点---
下記の新規機能を追加いたしました
(1) ダイナミックDNS機能で利用するHTTPクライント動作に関して、ベーシック認証に対応いたしました。

コマンド実施例:
Router(config)# http-client 1
Router(http-client 1)# method 1 get url http://usr1:furukawa@ddns-server1/cgi-bin/ddns-v6.cgi dn F60.domain.co.jp i6 $i6 pw secret
Router(http-client 1)# reference-interface ewan 1
Router(http-client 1)#exit

設定モード:
HTTPクライアント設定モード

上記の例では、BASIC認証時のID/PASSWORDとして、ID=usr1、PASSWORD=furukawaを送る。
ダイナミックDNSサーバ側のCGIプログラム http://usr1:furukawa@ddns-server1/cgi-bin/ddns-v6.cgi に対して、EWAN1のIPv6アドレス、dn=F60.domain.co.jp、pw=secretを送る。
(2) L2中継のパケットを中継する際、パケットがIPv4/TCP SYNであった場合に TCP-MSSの値を書き換える機能に対応いたしました。

------2013/02/01 下記に修正------

コマンド実施例:
tunnelインタフェースから出力するTCPフレームのMSS値を1300byteにする場合

Router(config)# interface tunnel 1
Router(config-if tunnel 1)# bridge ip adjust-mss 1300
(3) 無線LANアクセスポイント機能をWebから設定及び管理する機能をサポートしました。
あわせて、無線LANアクセスポイントモジュールの設定情報をcliで表示する機能、及びデフォルトリセット機能に対応いたしました。

本機能は無線LANアクセスポイントオプション付きの装置専用となります。
(4) 無線LANアクセスポイント機能でWPS機能に対応いたしました。

設定コマンド実施例:
Router(config)#wlan-vap 1
Router(config-wlan-vap 1)#wps enable

操作コマンド実施例:
WPS(プッシュボタン方式)開始
Router#start wps pbc wlan-vap 1

WPS(PINコード入力方式)開始
Router#Router#start wps pin xxxxxxxx wlan-vap 1

本機能は無線LANアクセスポイントオプション付きの装置専用となります。
(5) 無線LAN-APモジュールでの、MACアドレスフィルタリング機能に対応いたしました。本機能により、cli設定で指定したMACアドレス、及びRADIUSサーバーへの問い合わせで得られたMACアドレスを持つパケットをフィルタリングできるようになりました。

コマンド実施例:
Router(config)#wlan-vap 1
Router(config-wlan-vap 1)#mac-filter static

Router(config)#wlan-mac-accesslist 1
Router(config-wlan-mac-accesslist 1)#filter address xxxx.xxxx.xxxx

本機能は無線LANアクセスポイントオプション付きの装置専用となります。
(6) LAN−EWAN間のブリッジ機能をサポートいたしました。
この機能を利用することで、PPPoEパススルーを実現することが可能です。
(7) 無線LAN-APのログ情報を、show elogおよび、show slogコマンドで参照できる機能をサポートいたしました。

本機能は無線LANアクセスポイントオプション付きの装置専用となります。


下記の変更を実施いたしました
(1) internal-bridge上でBVI(Bridge Virtual Interface)インタフェースを設定可能としました。
このBVIインタフェースを利用して、IPv4ホスト動作および、IPv4ルーティング動作を行うことができます。

コマンド実施例:
Router(config)#interface bvi 1
Router(config-if bvi 1)#internal-bridge 1
Router(config-if bvi 1)#ip address X.X.X.X M.M.M.M
(2) mac access-listの機能を拡張し、EtherTypeでのフィルタリングをサポートしました。

コマンド実施例:
Router(config)# mac access-list 20000 permit any ethertype pppoe-discovery
Router(config)# mac access-list 20000 permit any ethertype pppoe-session
Router(config)# mac access-list 20000 deny any


下記の問題点を改修いたしました
(1) IPsecインタフェースでQoS機能を使用し、中継パケットがQoS送信キューもしくはSA確立待ちキューに滞留している状態において、パケットの送信インタフェースが変動(経路変動)した場合に、中継遅延や装置の自律再起動が発生する問題がありました。
(2) L2TPv3接続でイベントアクション機能を使用しTunnel1とTunnel2を冗長させて通信を行う構成で、Tunnel2側のpseudowire設定に"initial-state discard" を設定し装置を再起動するとTunnel1だけL2TPで接続しますが、その状態でイベントマップの設定を削除しrefreshするとTunnel2側も接続してしまう問題がありました。
(3) 受信したESPパケットは正しいフォーマットであるが、そのESPパケットを復号化して取り出した元データが破損している場合に、元データの破損状況によって装置の自律再起動が発生する場合がありました。
(4) DHCPv4サーバ機能で、allocate-addressコマンドで設定した割り当て数を超えていないにも関わらずDHCPv4クライアントがIPアドレスを取得できない問題がありました。
(5) usb-reset コマンド、及びイベントアクションのmodem reset により リセットしたUSBポートが使用可能な状態に戻らない場合がありました。
(6) 複数の送信元IPアドレスから同一宛先IPアドレスへのUDP通信がNAT機能を介して行われており、かつ、これらのパケットのUDPチェックサムが0に設定されているものについて、NAT機能のポート変換動作に誤りがあり、通信できない場合がありました。
例えばIPsecのNAT-Traversal機能によりUDPカプセル化されたパケットはチェックサムが0に設定されることになっており、本件に該当します。

本件の問題はファームウェア版数V01.02(00)のみ該当します。


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