回線理由コード一覧

 ISDNの接続に失敗した場合のエラーコードの一覧を以下に記します。
 エラーコードは以下の2種類の方法で確認できます。

(1)connectコマンドで回線を接続しようとしたとき
	#connect -1
	(tokyo)
	*** Command error. (errcode=0111).

(2)llogコマンドでログを表示したとき
	メッセージのすぐ上にある8桁の数値を読みとってください。
			(例)08000210
					0800(上位4桁):内部情報
					0210(下位4桁):エラーコード

これらエラーコードの最後の2桁の意味を以下の一覧に示します。


○正常イベントクラスレコード

理由コード
	  01	欠番
	  02	指定中継網へのルートなし
	  03	相手へのルートなし
	  06	チャネル利用不可
	  07	呼が設定済のチャネルへ着呼
	  0a	(このコード表の最後を参照されたい)
	  10	正常切断
	  11	着ユーザビジー
	  12	着ユーザレスポンスなし
	  13	着ユーザ呼出中/応答なし
	  15	通信拒否
	  16	相手加入者端末番号変更
	  1a	選択されなっかたユーザの切断復旧
	  1b	相手端末故障中
	  1c	無効番号フォーマット(不完全番号)
	  1d	ファシリティ拒否
	  1e	状態問合への応答
	  1f	その他の正常クラス

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - 自局/接続先ISDN番号,ISDNサブアドレスに関する設定はあっているか
 - 接続先の設置状態(ケーブル接続等)は正しいか
 - ISDNの契約条件は満たしているか


○リリース利用不可クラスエラーコード

理由コード
	  22	利用可回線/チャネルなし
	  26	網障害
	  29	一時的障害
	  2a	交換機輻輳
	  2b	アクセス情報廃棄
	  2c	要求回線/チャネル利用不可
	  2f	その他のリソース使用不可クラス

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.
 改善されない場合は,網側の要因が考えられます.

確認事項
 - 自装置のケーブル接続はきちんとしているか


○サービス利用不可クラスエラーコード

理由コード
	  31	QOS利用不可
	  32	要求ファシリティ未契約
	  39	伝達能力不許可
	  3a	現在利用不可伝達能力
	  3f	その他のサービス又はオプションの利用不可クラス

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - ISDNの契約条件を満たしているか


○サービス未提供クラスコード

理由コード
	  41	未提供伝達能力指定
	  42	未提供チャネル種別指定
	  45	未提供ファシリティ要求
	  46	制限ディジタル情報伝達能力
	  4f	その他のサービス又はオプションの未提供クラス

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - ISDNの契約条件を満たしているか


○無効メッセージクラス

理由コード
	  51	無効呼番号使用
	  52	無効チャネル番号使用
	  53	指定された中断呼識別番号未使用
	  54	中断呼識別番号使用中
	  55	中断呼なし
	  56	指定中断呼切断復旧済
	  58	端末属性不一致
	  5b	無効中継網選択
	  5f	その他の無効メッセージクラス 

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - ISDNの契約条件を満たしているか


○手順誤りクラスコード

理由コード
	  60	必須情報要素不足
	  61	メッセージ種別未定義又は未提供
	  62	呼状態とメッセージ不一致 又は メッセージ種別未定義
	  63	情報要素未定義
	  64	情報要素内容無効
	  65	呼状態とメッセージ不一致
	  66	タイマ満了による回復
	  6f	その他の手順誤りクラス

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - ISDNの契約条件を満たしているか


○インタワーキングクラス

理由コード
	  7f	その他のインタワーキングクラス

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - ISDNの契約条件を満たしているか


○Fatal error

理由コード
	  80	HSD: start reject
   WAN制御部から回線ドライバへの起動要求primitiveに対して回線ドライバから
   要求破棄が通知された
	  81	HSD: stop reject
   WAN制御部から回線ドライバへの停止要求primitiveに対して回線ドライバから
   要求破棄が通知された
	  82	HSD: start timeout
   WAN制御部から回線ドライバへの起動要求primitiveに対して回線ドライバから
   が通知がない
	  83	HSD: stop timeout
   WAN制御部から回線ドライバへの停止要求primitiveに対して回線ドライバから
   が通知がない
	  84	ISDN: start reject
   WAN制御部から回線ドライバへの起動要求primitiveに対して回線ドライバから
   要求破棄が通知された
	  85	ISDN: stop reject
   WAN制御部から回線ドライバへの停止要求primitiveに対して回線ドライバから
   要求破棄が通知された
	  86	ISDN: connect reject
   WAN制御部から回線ドライバへの接続要求primitiveに対して回線ドライバから
   要求破棄が通知された
	  87	ISDN: clear reject
   WAN制御部から回線ドライバへの切断要求primitiveに対して回線ドライバから
   要求破棄が通知された
	  88	ISDN: incoming call reject
   WAN制御部から回線ドライバへの着信受付要求primitiveに対して回線ドライバ
   から要求破棄が通知された
	  89	ISDN: start timeout
   WAN制御部から回線ドライバへの起動要求primitiveに対して回線ドライバから
   が通知がない
	  8a	ISDN: stop timeout
   WAN制御部から回線ドライバへの停止要求primitiveに対して回線ドライバから
   が通知がない

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - 専用線,ISDN回線のケーブルはきちんと接続されているか


○Line fail

理由コード
	  90	HSD/ISDN/: detected INFO0 or INF02
   回線接続状態において回線ドライバから回線異常が通知された後,2秒間の間回
   復しなかった
	  91	HSD/ISDN: DL no sync
   回線接続状態において回線ドライバからDL同期外れが通知された後,2秒間の間
   回復しなかった

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - 専用線,ISDN回線のケーブルはきちんと接続されているか
 - 接続する装置間のWAN回線データリンクのプロトコルの設定はあっているか


○Timeout error of call/incom/clear primitives

理由コード
	  a0	ISDN: call timeout
   WAN制御部から回線ドライバへの接続要求primitiveに対して回線ドライバから
   通知がなかった
	  a1	ISDN: incom timeout
   WAN制御部から回線ドライバへの着信受付要求primitiveに対して回線ドライバ
   から通知がなかった
	  a2	ISDN: clear timeout
   WAN制御部から回線ドライバへの切断要求primitiveに対して回線ドライバから
   通知がなかった

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - ISDN回線のケーブルはきちんと接続されているか
 - 接続する装置間のWAN回線データリンクのプロトコルの設定はあっているか


○Datalink error 

理由コード
	  b0	PPP/LLU: not connected
   データリンクの確立処理時,回線が接続状態でなかった
	  b1	PPP: CR send retry over
   データリンクの確立処理時,PPPのCR再送オーバとなった
	  b2	PPP: loop timeout
   データリンクの確立処理時,PPPのリンク確立監視タイムアウトとなった
	  b3	PPP: TR receive
   データリンクの確立状態で,PPPのTRを受信した
	  b4	PPP: TR send retry over
   データリンクの切断処理時,PPPのTR再送オーバとなった
	  b5	LLU: SABM send retry over
   データリンクの確立処理時,LLUのSABM再送オーバとなった
	  b6	LLU: DISC received
   データリンクの確立状態で,LLUのDISCを受信した
	  b7	LLU: DISC send retry over
   データリンクの切断処理時,LLUのDISC再送オーバとなった
	  b8	PPP: Code-Rej, Protocol-Rej receive
   データリンクの確立処理時,PPPのCode-RejectまたはProtocol-Rejectを受信し
   た
	  b9	PPP: not exist NCP connect req
   データリンクの確立処理時,指定のNCPがない

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - 専用線,ISDN回線のケーブルはきちんと接続されているか
 - 接続する装置間のWAN回線データリンクのプロトコルの設定はあっているか


○Logical error

理由コード
	  e0	HSD/ISDN: config error
   未定義
	  e1	ISDN: all channels busy
   ISDN回線発呼時全てのチャネルがビジーで発呼できない 
	  e2	ISDN: channel not ready
   ISDN回線発呼時全てのチャネルがノットレディで発呼できない
	  e3	HSD: state error
   専用線の呼制御マトリックス処理において異常が検出された
	  e4	HSD: stop request receive
   専用線において停止リクエストがSMTよりコールされた
	  e5	ISDN: state error
   ISDN回線の呼制御マトリックス処理において異常が検出された
	  e6	ISDN: stop request received
   ISDN回線において停止リクエストがSMTよりコールされた
	  e7	ISDN: incoming call fail after conflict
   未定義
	  ff	(-1) invalid port number
   SMTタスクからWAN制御部へのprimitiveのポート番号が不当
	  fe	(-2) invalid primitive number
   SMTタスクからWAN制御部へのprimitiveの番号が不当
	  fd	(-3) invalid option
   SMTタスクからWAN制御部へのprimitiveのoptionが不当
	  fc (-4) phase error
   SMTタスクからWAN制御部へのprimitive発行時,WAN制御部のフェーズが妥当で
   なかった
	  fb (-5) bad configuration
   SMTタスクからWAN制御部へのprimitive発行時,そのprimitiveが受付可能なコ
   ンフィグでなかった
	  0a	ignored 

 上記コードが表示された場合は,再度ISDNの接続を試みてください.
 接続ができない場合は,次の確認を行った後に再度ISDNの接続を試みてください.

確認事項
 - 専用線,ISDN回線のケーブルはきちんと接続されているか
 - ISDN回線の回線接続状況や,接続形態の設定はあっているか



MUCHOフロントページへ戻る
All Rights Reserved, Copyright(C) FURUKAWA ELECTRIC CO., LTD. 1997

homeHome