(1)NATスタティック機能でポート番号も指定できるようになります(NATプラススタティック機能)。
例えば、ISPのダイヤルアップ端末型接続でも、WWWサーバを立ちあげることができます。
(プロバイダ等からムーチョが取得したアドレスは「ipinterface」コマンドで参照
することができます)
(2)NATプラス機能のon/offをISDN1、ISDN2のそれぞれで選択できるようになります。
(3)NAT機能で、アドレスの変換状況が表示できるようになります。 表示例:
#natinfo
192.168.1.1(192.52.xxx.1)->158.202.yyy.1 1500(1150)->23
192.168.1.2(192.52.xxx.2)->158.202.zzz.1 1500(1150)->23
※ フォーマットは
送信元IPaddress(変換後IPaddress)->宛先IPaddress
送信元port(変換後port)->宛先port
#natinfo 158.202.yyy.1
IPaddress: 192.168.1.1(192.52.xxx.1)->158.202.yyy.1
protocol:6 (TCP) Port: 1500 (1150) -> (23)
timer:20 flag:00000001
※ フォーマットは
送信元IPaddress(変換後IPaddress)->宛先IPaddress
プロトコル 送信元port(変換後port)->宛先port
このエントリが消えるまでのタイマ(sec) 内部フラグ
(4)ターゲット1つにつき複数のISDN番号を登録し、相手と接続できなかった場合(
話中、相手が故障等)は次のISDN番号にリダイヤルするようになりました(リダイヤルリスト機能)。
リダイヤルリストは1ターゲットあたりISDN番号が5件まで登録でき、合計4ターゲッ
トまで登録できます。
(5)ISDN回線を接続するパケットを指定することができるようになります(発呼契機フィルタ機能)。
送信元のIPアドレス、ポート番号、プロトコル等をフィルタテーブルに登録してお
くことにより、それに該当するデータが発生したときしかISDN回線を接続しません。
(6)DHCPサーバ機能で、装置のMACアドレスとIPアドレスを固定で指定できるように
なります(DHCPサーバスタティック機能)。
これにより、特定のPCに特定のIPアドレスを予約することができるようになります。
(7)DHCPサーバ機能で、DHCPサーバの配布したアドレスを表示することができるよう になります。 表示例:
#dhcpstat -asS
a 08:00:20:73:xx:62 158.202.xxx.1
S 00:80:bd:f1:yy:01 158.202.xxx.2
a 08:00:20:11:zz:66 158.202.xxx.3
s 00:80:bd:f1:xx:02 158.202.xxx.4
a 00:00:0e:57:yy:06 158.202.xxx.6
a 08:00:20:22:zz:08 158.202.xxx.7
a 08:00:20:78:xx:47 158.202.xxx.8
a ... ARP動作により存在を確認出来たIP端末
s ... MUCHOのDHCPサーバが動的に割り当てたIP端末
S ... MUCHOのDHCPサーバが静的に保持しているIP端末
(割り当てていてもいなくても表示)
(8)ISDN回線を接続する契機で「手動モード」を追加します。
「手動モード」とした場合、「connect」コマンドのみで回線を接続することができ
ます。また、手動で接続するときに「connect」コマンドの引数として「無通信監視
時間」を指定することができます(データがなくなってからの時間(無通信監視時
間)を監視し、その時間が経過すると回線を自動で切断します)。
(9)ISDN回線で着信を受けたときも、無通信監視を行うことができるようになります 。なおこの時間は、発呼時の無通信監視時間とは別に指定できます。
(10)ISDN番号のサブアドレスに英数字の登録が可能になります。
(11)データ圧縮機能にモード切り替えスイッチ機能が追加されます。 Cisco社の最新バージョンやAscend社のStac-9(データ圧縮モード)とのデータ圧縮による通信が可能となります。
(12)今回の仕様追加に伴い、「display」コマンドで表示される項目を拡張します。
hereis
natplusstatictable
ipcallpacket
hosttable
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