MUCHO-EV VPNキー設定方法


MUCHOでは、装置前面のディスプレイに「Self test error(31)」と表示され装置が起動しなくなってしまった場合に、設定情報をクリアして起動する機能(restore;この機能については、MUCHO-EX/EV取扱説明書の24ページを参照してください)があります。万が一,このrestoreにより設定情報がクリアされてしまった場合は、VPN機能が使用できない状態になりますので,VPN機能を使用するために、以下の操作を行ってください。

【VPN機能を使用できるようにするための操作手順】

  1. MUCHO-EVのシリアルポートとパソコンを接続し、コマンドが使用できる状態にします。(取扱説明書のP.43)
  2. ログインパスワード入力画面で、Enterを入力します(設定情報がクリアされているので、クリア以前に設定されていたパスワードは消去されています)。
  3. コンフィグレーションパスワードを設定します。コンフィグレーションパスワードは「password -c」コマンドで設定します。パスワードの入力では、文字列が表示されません。
    #password -c 
    new password: ←コンフィグレーションパスワードを入力
    retype new password:  ←コンフィグレーションパスワードを再入力
    
  4. コンフィグレーションモードに移行します。コンフィグレーションモードへの以降は「config」コマンドで行います。パスワードには、(3)で設定したコンフィグレーションパスワードを入力します。パスワードの入力では、文字列が表示されません。
    #config
    Configuration password
    conf#
    
  5. vpnkeyコマンドを入力します。vpnkeyコマンドの書式は、
    conf#vpnkey VPNキー
    
    です。
    例)VPNキーが「0011-2233-4455-6677」の場合
    conf#vpnkey 0011-2233-4455-6677
    
    VPNキーは装置側面にシールで記載してあります。
    VPNキーは装置固有です。他のMUCHO-EVでこのVPNキーは使用できません。

    ※:vpnkeyコマンドを入力した際、"Command OK."と表示されていることを確認してください。"Command OK."と表示されない場合は、再度(5)の操作を行ってください。

  6. MUCHO-EVを再起動してください。再起動後、VPN機能が使用できるようになります。 なお,設定情報はすべてクリアされておりますので、VPN機能を含め全ての設定を再度行ってください。




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