ネットワーク機器トップ > 古河電工 VOIP製品を販売開始 |
2000年10月12日 〜ルータと組み合わせたパッケージとして提供〜 ネットワーク機器の国内大手メーカーである古河電工は、インターネットによる音声通信を可能にするVOIP技術(※1)を実現する製品「CLEARTALK(クリアトーク)シリーズ」を販売開始する。 古河電工は、CLEARTALKシリーズの販売により、今後大きな成長が見込まれるVOIP市場への参入と、インターネット・ソリューション事業の拡大を目指す。 VOIP技術は、世界中に普及している電話網による音声通信と、近年爆発的に利用が増大しているIPネットワークによるデータ通信とを統合する技術である。企業ユーザーはCLEARTALKシリーズを導入することで、これまで別々に構築、運用されてきた社内外の電話システムと、IPネットワークを統合することができ、構築時・運用時の通信コスト・管理コストを大幅に削減することができる。 今後、VOIP技術の普及により、企業や通信事業者において、既存の電話網とIPネットワークの構築・活用方法・通信サービスが大きく変わっていくと見られている。CLEARTALKシリーズは音声をIPパケットに変換し、電話システムとIPネットワークを接続するVOIPゲートウェイと、音声・データ統合ネットワークを管理するVOIPゲートキーパから構成される。VOIPゲートウェイには接続される回線インタフェースの種類によって3つのタイプ、アナログ電話(電話直収)、アナログ公衆網(公衆回線直収)、アナログ専用線(PBX間)が用意されている。
上記特徴に加え、古河電工ではCLEARTALKシリーズと、自社ルータシリーズとをパッケージ化して販売する事を大きな特徴としている。従来のVOIPシステムの場合、VOIPデータを通すために必要なルータのチューニングの難しさと、機器コストの高さとがシステムインテグレータにとって問題であったが、今回、自社ルータシリーズのVOIP機能を強化し、VOIPのチューニングを容易に実現できるようにした。また自社ルータシリーズは、キャリア向け、エンタープライズ向け、SOHO向けの製品のラインナップを取り揃えており、高いコストパフォーマンスを有している。これによりCLEARTALKシリーズとの組み合わせで、より経済的で、使い易く、クリアな音声品質を実現すると共に、従来の他社製品でVOIPのシステムを構成する場合より、大幅なコスト低減が可能となっている。 価格は、VOIPゲートウェイ2台とルータ2台の最小構成(4チャンネル対向)で115万円から。
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