レーザ加工の可能性を探求する

 近年、金属加工などに用いられる産業用レーザ市場の拡大がめざましく、これまで市場を牽引してきた固体レーザやガスレーザから、高い電気変換効率と優れたビーム品質を特徴とする、ファイバレーザへの代替が進んでいます。当社は、光通信で長年培った半導体レーザとファイバ増幅器の技術基盤を活かし、2011年に日本で初めてファイバレーザの量産を開始しました。さらに世界最高水準のビーム品質を有する、シングルモードファイバレーザの高出力化などの開発を続け、技術を磨いてきました。
 持続可能な社会実現のため、モビリティの電動化が求められており、モータやバッテリーに代表される、銅のレーザ加工需要が高まっています。我々は銅素材とレーザ加工、両方のプロフェッショナルとしての知見を活かし、光源から加工技術まで一貫した開発を行っています。
 銅はファイバレーザの近赤外線波長に対し光吸収率が低く、また熱伝導率が高いため熱が拡散しやすく、レーザ加工の難しい材料として知られております。この難しい課題を克服するため、ワンチームとなって挑戦しています。

我々のミッション

 先進レーザ開発プロジェクトチームでは、銅の光吸収率が高い青や緑の可視光レーザに着目しています。そこで、日亜化学工業株式会社殿と共に青色レーザ発振器の開発を進めてまいりました。そして、実績ある当社のファイバレーザと、共同開発した青色レーザ発振器を組合せた、Blue-IRハイブリッドレーザ(BRACE™)を開発し、優れた加工特性を示すことを実証いたしました。
 私たちは、銅加工ソリューションの拡充に向けて、技術的な挑戦を続けています。お客様のご要望に応じて、最適なソリューションを提供することを目指しています。

Blue-IRハイブリッドレーザ
「BRACE™」

Blue-IRハイブリッドレーザによる銅加工実例

  • ファイバレーザ

    加工表面

    加工断面

  • Blue-IRハイブリッドレーザ

    加工表面

    加工断面

ハイブリッドレーザにおいては広域で安定した加工を実現

銅箔t8μm×50枚+集電体(銅板)t0.5mm の溶接