平成27年度入社式 社長柴田光義 挨拶

2015年4月1日

世界に広がる古河電工グループ各社に今年度入社される新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。心から歓迎します。

皆さんの中には、2011年に起きた東日本大震災の直後に入学された方も多くいると思います。沢山の方々が被災され、世界にとっても大変衝撃的な出来事でした。改めて自然の脅威へのしっかりした備えやエネルギー問題への真剣な対応が求められました。こうした課題は、古河電工グループが長年培った技術や製品により、その解決に向けて大いに貢献できるものです。豊富な材料技術をベースとして、エネルギーや情報活用の効率化・高度化のための技術開発を進め、我々のキャッチフレーズである、「世界を明るくする」ことを実現していきたいと思います。

今年度は中期経営計画「Furukawa “G” plan 2015」の最終年度にあたります。この計画では、グループ全体最適の観点から行動し、「インフラ・自動車市場への注力」、「持続的成長に向けた基盤の構築」を進め、「財務体質の改善」を実現することを目指しています。そのために、古河電工グループ各社が力を合わせ、多様な人材を活かし、創造的で活力あふれる企業体になっていくことが必要です。

平成27年度入社式

ここで、入社にあたり3つのことをお願いしたいと思います。

1つ目は「正々堂々と、」
事業をグローバル展開していくには、普遍性や合理性が判断の基準となります。企業が存続発展するには、継続的に利益を出し続けることが必要ですが、事業活動を通じて「社会に貢献する」ことも我々の使命です。古河電工グループ社員の一員として高い倫理観を持ち、公正かつ誠実に行動して頂きたい。

2つ目は「チャレンジ精神で、」。
古河電工グループが常に勝ち続けていくためには、お客様のニーズを先取りして次々と新製品を出し続けることが必要です。特に重要となるのは、広い視野を有し、知識や技術、経験をしっかり身に付けた上で、他社に優る「スピード」と積極果敢な「チャレンジ精神」を持つことです。聖域を設けず大胆に変革し、厳しい事業環境を勝ち抜くことで会社の活力が生まれると信じます。

3つ目は「明るく働こう」。
明るく働くためには安全・健康が大切です。特に安全はこれまでとは異なる対応が必要です。そしてこれから仕事を進める上で、必ず幾多の困難にぶつかると思います。困難に立ち向かう時こそ、何かを学び取り、次につながる貴重な経験を得る機会となるはずです。周りには一緒に働く多くの仲間達がいますので、みんなで乗り越えて成長して頂きたい。

最後になりますが、新入社員の皆さんの活躍の舞台は限りなく広がっています。皆さんの一人ひとりの成長が明日の古河電工グループの成長に貢献することをぜひ忘れないで下さい。

安全と健康に十分に留意しつつ、世界で大きな仕事を目指し、「世界を明るくする人」になって欲しいと思います。活躍を大いに期待しています。

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