ハンガリーの研究開発拠点との連携を強化
〜世界最高水準の解析・シミュレーション技術により、新技術開発をサポート〜

2015年7月1日

当社は、今後成長が期待される欧州での自動車・社会インフラ事業へのグローバル展開に備え、古河電工グループのFurukawa Electric Institute of Technology Ltd.(ハンガリー社長Dr. Gyula Besztercey以下FETI社)との連携を強化致します。

背景

FETI社は、欧州地区における電気絶縁材料の研究機関として1990年に設立されました。多くの世界的物理学者を輩出したハンガリーの学術機関(ブダペスト工科大学等)とのオープン・イノベーションにより、古河電工グループの研究開発を、世界最高水準の解析・シミュレーション技術でサポートしています。これまで同社は、400Gbps超の高速光通信を支える高性能な超小型光源半導体レーザを始め、自動車用鉛バッテリー状態検知センサーや周辺監視用レーダのアルゴリズムなどの新技術開発に取り組んできました。

内容

このたび当社は、FETI社との従来からの人的交流に加えて、同社のマネージャー層を当社の研究開発本部企画部へ順次招聘し、古河電工グループの研究開発方針に則ったグローバル研究開発体制の強化を実施します。

同社は昨年5月に自社社屋が完成し、ハンガリー政府高官、日本国大使閣下もお招きした開所式を開催しています。今後は、古河電工グループの研究開発機能に留まらず、欧州市場における新製品の拡販に伴う技術サポート機能や、欧州スマートインフラ市場での新事業開拓に向けたオープン・イノベーション推進機能を付与し、古河電工グループの自動車・社会インフラ事業のグローバル展開を支える欧州の研究・技術開発拠点として位置付けると共に、米国における当社グループ各社(OFS社研究所、SPI社)とも、同様の連携強化を進めてまいります。

FETI社自社社屋開所式の様子

グループ・グローバル経営に対応した研究開発体制図

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