FITELnet-F1000 firm V01.06 04/8/13 release
−−−−FITELnet-F1000ファームウェア V01.05からの変更点−−−−
IPsec通信のスループットが大幅に向上しました。

(1) IPsecでのスループットを大幅にアップしました。

暗号化、復号化の処理を実施するIPsecでのデータ転送で、最大約133Mbps(全二重)(従来 約60Mbps)を実現しました。
特にVoIPでのデータ転送で使用されるショートパケット(※1)でも従来の約2倍の転送能力を実現しています。

※1 ショートパケット
IPパケット長100bytesといった小さいデータ。



下記の新規機能を追加いたしました。

(1) VRRP機能による機器の冗長化に対応しました。設定例はこちら

*仮想IPアドレスのowner設定(仮想IPアドレスとして、VRRPグループに属するルータの、実IPアドレスを利用する形態)はできません。

設定モード コマンド
inter lanおよび、inter ewanモード vrrp address等
crypto isakmp policyモード source-interface


(2) IPsecのPhase1およびPhase2の暗号化アルゴリズムに、AESが選択できるようになりました。

設定モード コマンド
crypto isakmp policyモード encryption
基本設定モード ipsec transform-set


(3) IPsec機能のAggressive Modeによるネゴシエーションの3番目のISAKMPパケットにINITIAL-CONTACTを含めることができるようになりました。

設定モード コマンド
crypto security-accosiationモード am-3-initcont


(4) IPsec機能のPhase1 SA Rekey機能を追加しました。
Phase1 SAのライフタイムが満了する前に、新しいSAを確立するためにPhase1のネゴシエーションを開始します。

設定モード コマンド
crypto isakmp policyモード re-establish-sa rekey
crypto security-associationモード isakmp-negotiation


(5) 上記(4)Phase1 SA Rekey 機能動作時に、mode-configフェーズを行なう/行なわないを指定できる機能を追加しました。

設定モード コマンド
crypto isakmp policyモード configuration mode {initiate | respond} [skip]
crypto security-associationモード configuration mode {initiate | respond} [skip]


下記の変更を実施しました。

(1) ipv6 routeコマンドで不要なオプションを削除しました。


下記の問題点を改修しました。

(1) RIP受信による経路登録が異常となる場合がある障害を修正しました。


*V01.06のファームウェアは公開中止としましたので、上記機能をご利用になる場合は、V01.07以降のファームウェアをお使い下さい。


ファームのダウンロードはこちらから



All Rights Reserved, Copyright(C) FURUKAWA ELECTRIC CO., LTD. 2004

古河電工のHomeへ